次は、子どもを自転車に乗せているママたちにまつわるエピソードです。

「毎朝子ども乗せ自転車で送迎している人を見かけるんですが、後ろに乗っている子どもはベルトもヘルメットもしておらず、いつもイスから立ち上がっているんです。親はまったく注意していない様子。少しでもバランスを崩したら、落ちて頭を打ちそうで…それを見て『自分もあれやりたい!』と言い出す子もいるかもしれないし、本当迷惑です」

「あれだけ自転車での死亡事故が報道されているのに、まだ抱っこひものまま運転している人が信じられません。この前なんて、子どもを抱っこしたままレンタサイクルに乗っているママがいて。自転車も、子ども乗せですらありませんでした。さらにスーパーで買ったであろう大量の荷物をかごに入れていて驚きましたよ。子ども乗せ自転車を持ってないなら、ベビーカーで移動して~!」

そもそも左側通行すらしていない人や、歩道を猛スピードで走っている人もよく見かけます。自転車は気軽に乗れるうえ規制や罰則がゆるいだけに、もしかしたら車よりもマナー違反が多いのかもしれませんね。

後ろのシートに子どもを乗せたまま離れているママを見かけることもありますが、自転車は思っているよりも簡単に転ぶもの。もう少し“転倒=死につながる危険もある”ということを認識してほしいものですね。

もう一度自分の運転を見直してみて

もちろん安全に配慮してマナーよく乗っているママたちもたくさんいるので、子連れ=危険な運転をしている人ばかりというわけではありません。しかし、「これくらい大丈夫かな」の気持ちが、取り返しのつかない事態を招くことも。

車や自転車に乗る頻度が増えると、公共交通機関を使うより危険に巻き込まれる可能性も高まるかもしれませんね。便利だからこそ気を引き締めて乗るようにしましょう。

桜井 まどか