高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。

そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして2024年度にLIMOメルマガ会員に実施した「奨学金」アンケート結果もご紹介します。

まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年6月・7月締め切り給付型の奨学金」2事業をご紹介していきます。

※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが7日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

1. 【返済不要・7月締め切りの奨学金】公益財団法人富山文化財団「公益財団法人富山文化財団奨学金 2025年度」

1/4

奨学金

metamorworks/shutterstock.com

公益財団法人富山文化財団は、夢の実現に向けて学び励む学生に対し、奨学金給付による経済的な支援並びに様々な交流を通じて、共存共栄の志をもって世界にはばたき貢献する人材の育成に寄与していくことを目的として、奨学生の募集を行っています。

本財団の奨学金は、「障がい等の有無に関わりなく、夢へ向かう強い志を持っている人が利用できる制度」としての制度です。

1.1 【返済不要・7月締め切りの奨学金】公益財団法人富山文化財団「公益財団法人富山文化財団奨学金 2025年度」

【対象の課程】大学

【応募者の地域条件】茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県

【奨学金の種類】給付型

【申込み期間】2025年6月11(水)午前 10:00~7月14日(月)午前10:00 まで 

【支給人数】34名程度

【支給金額/人】年間36万円

【支給期間】4月~翌年3月までの1年間

【成績制限】なし

【所得制限】なし

【修学支援制度との併用】

【他の給付型との併用】可能(他の奨学金との併用可)

【専攻分野】専攻分野の限定なし

【専攻分野の詳細】全学年

【資格・条件】

2025年4月時点で関東地方(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)の大学院、4年制大学、短期大学、専門学校(専修学校専門課程)、高等専門学校ならびに各専攻科に在学し、かつ同地方またはその隣接地域に在住している方で、「楽しく豊かな遊び文化」「子供の遊育と健やかな成⻑」「日本のものづくり」のいずれかに関わる事柄について目標を持って学業に取り組んでいる者

【募集団体】公益財団法人富山文化財団

【奨学金概要】 奨学金制度について

2. 【返済不要・6月締め切りの奨学金】公益財団法人西川記念財団「公益財団法人西川記念財団奨学金 2025年度 」

2/4

奨学金

Alla Tsyganova/shutterstock.com

公益財団法人西川記念財団は、当初「一般財団法人 西川記念財団」として、広島県内において、親等扶養する家族のない子供たちの教育等を支援することや、教育・スポーツ・芸術活動を通じて、広島県民の心身の健全な発達ならびに、健康で活力ある生活形成に寄与することを目的に、2013年10月「西川ゴム工業株式会社」により設立されました。

その後2014年9月1日、公益財団法人の認定を受け「公益財団法人 西川記念財団」となり、事業の充実を目指し活動を行っています。

2.1 【返済不要・6月締め切りの奨学金】公益財団法人西川記念財団「公益財団法人西川記念財団奨学金 2025年度 」

※本奨学金は、応募する学生本人だけでなく、学生が所属する学校の担当者が行う手続きもあります。詳細等ガクシーのHPでご確認ください

【対象の課程】大学

【応募者の地域条件】広島県

【奨学金の種類】給付型

【申込み期間】応募締切:2025年6月30日23時59分 

【支給人数】30名程度

【支給金額/人】月額60000円

【支給期間】大学における正規の最短修業年限

【成績制限】なし

【所得制限】なし

【修学支援制度との併用】可能

【他の給付型との併用】可能

【専攻分野】専攻分野の限定なし

【専攻分野の詳細】

【資格・条件】次のいずれにも該当する方が対象となります。 次のいずれにも該当する方が対象となります。

  • 広島県内に居住していること
  • 学校教育法による広島県内の高等学校に在学していて、2026年3月に卒業見込みであること
  • 2026年4月に学校教育法による大学に進学すること(※夜間学部・通信学部・短期大学は除く)
  • 人物・学力ともにすぐれ、かつ向学心に燃えているが、経済上の理由で大学進学が困難であること

内定者については、本人に通知するとともに推薦した高等学校に通知

【募集団体】公益財団法人西川記念財団

【奨学金概要】 公益財団法人西川記念財団 募集要項


いかがでしたでしょうか。

まだまだ締め切りまで余裕がある「2025年6月・7月締め切り」の「もらえる」給付型奨学金2事業をご紹介させていただきました。

本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。

3. 【奨学金に関するアンケート】貸与型奨学金、最も多い受給額は月額2万~4万円で32%

くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員(メルマガ会員)に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。

アンケート項目の中で、メルマガ会員の方のうち貸与型奨学金(有利子型、無利子型含む)を利用されていた方に、「毎月いくら奨学金を借りていたか」について伺いました。

アンケートでは、最も多いのは、貸与月額「20000~39999円」という結果に3/4

出所:LIMO編集部作成

  • 19999円以下 25.3%(19人)
  • 20000~39999円 32.0%(24人)
  • 40000円~59999円 18.7%(14人)
  • 60000円~79999円 8.0%(6人)
  • 80000円~99999円 8.0%(6人)
  • 120000円以上 8.0%(6人)

※貸与型奨学金利用者数合計 75人(うち、有利子型無利子型併用利用者4名)
※100000円~119999円は該当者なし

最も多いのは、貸与月額「20000~39999円(24名)」で、貸与型奨学金利用者全体の32%を占めました。

なお、今回のアンケートにお答えいただいた方は全体で239名となり、貸与型奨学金を利用されていた方は、全体の31%という結果になりました。

4. 【奨学金】奨学金には「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金がある

4/4

metamorworks/istockphoto.com

ここで奨学金の種類についてご紹介しましょう。

奨学金には、大きく分けて「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金があります。

4.1 貸与型の奨学金

学生に対して資金を貸し付ける形の奨学金です。「借金」のイメージが強い奨学金ですが、この「貸与型」の奨学金の印象が大きいことが伺えます。

貸与型奨学金の主な特徴は次の通りです。

1.返済が必要:卒業後、一定期間が経過した後、返済を開始します。返済額や返済期間は、奨学金を提供する機関や、奨学金の契約条件によって異なります。

2.金利:無利息のものや、「国の学生ローン」よりも低い金利が設定されているものもあります。また一部には市場金利に基づく利息が付く場合もあります。

3.利用条件:学業成績や家庭の経済状況などに応じて、受給資格が決まることがあります。申請時には、必要な書類や情報を提供する必要があります。

4.2 給付型の奨学金

優れた学術研究をおこなった学生や、成績優秀な学生に対して、基本的に返済不要となる奨学金です。対象となった場合、大学・専門学校等の授業料や入学金も免除、または減額されます。主な特徴は次の通りです。

1.返済不要:奨学金を受け取った学生に返済の義務はありません。

2.利用条件:上記の通り、学業成績や、特定の活動や分野に対する成績、そのほかにも家庭の経済状況などに基づいて支給されることが一般的です。選考過程があり、申請者が一定の条件を満たす必要があります。

3.支給形式:一度にまとまった金額が支給される場合もあれば、月々支給される場合もあります。支給方法や金額は奨学金のプログラムによって異なります。

また給付型奨学金の中には、学校法人や公益財団法人、福祉法人や企業などが、卒業後に事前に約束した職種に一定期間就くことを条件として、給付型奨学金制度を設けているところもあります。

今回のアンケート結果でご紹介したのは、LIMOメルマガ会員のうち、貸与型奨学金利用をしていた方が「毎月いくら奨学金を借りていたか」ですが、給付型の奨学金であれば、「卒業後、返せるかどうかが不安で奨学金を利用できない」という人でも安心して借りられるのではないでしょうか。

経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討してみることをおすすめします。

参考資料