1. 【共働き世帯と専業主婦世帯】年収にはどれほど差が出るの?
総務省「2024年(令和6年)家計調査/ 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表(8-9表)」から共働き世帯と専業主婦世帯の年収と貯蓄事情を見てみましょう。
1.1 世帯タイプ:平均年間収入(万円)
- 夫婦共働き世帯:872万円
- うち夫婦共働き(妻の収入1~7万9999円未満):721万円
- うち夫婦共働き(妻の収入8万円以上):898万円
- 夫のみ有業の世帯(専業主婦世帯に相当):714万円
共働き世帯の平均年収は872万円で、妻が専業主婦の世帯(714万円)より約158万円多くなっています。
また、共働き世帯で、かつ妻の収入が年間8万円(月額約6700円)以上ある世帯では平均年収が898万円に達し、共働き世帯の平均を上回る結果となりました。
一方で、妻の収入が年間1万円~7万9999円未満と少額でも世帯年収は721万円となり、専業主婦世帯をわずかに上回っています。収入が少なかったとしても、妻が働くことで世帯全体の年収には差が出ることがわかります。
では、貯蓄額も確認しましょう。