5. 年金が足りないと感じたら?老後に向けた資産形成はお早めに

今回の記事では、現代のシニアが受け取る年金額について、年齢別の年金一覧表とともにお伝えしました。

文中でもお伝えしましたが、年金は物価上昇率や名目手取り賃金変動率を用いて、毎年度改定されます。年度によってはマクロ経済スライドによる調整がおこなわれ、改定率が物価や賃金が変動した率より低く抑えられます。

2025年度に関しては、物価と賃金が上昇しているため、調整が行われています。そのため、年金の伸びが物価や賃金の上昇より抑制され、実質的に年金が目減りすることになります。

世代間の年金格差を無くすための措置ではありますが、年金だけでは生活費をまかないきれず、足りない生活費は貯蓄から取り崩すこともあるかもしれません。

当然ではありますが、貯蓄額の多寡は老後の生活レベルにも影響してきます。受け取れる年金が少ないと感じた方は、貯蓄を増やす方法を検討してみましょう。

資産形成に着手する時期が早ければ早いほど、月々の貯蓄額や投資額を抑えることができ、家計への負担や投資のリスクを減らすことが可能になります。

参考資料