6月13日（金）は2カ月に1度の年金支給日でした。
なお6月支給分から、2025年度に増額改定された年金額となっています。
2024年度と比べ、どれくらい増えているのでしょうか。
今回は「2025年度の年金額例」や日本の公的年金のしくみ、厚生年金・国民年金の60歳代～90歳以上までの平均年金月額を一覧表をもとに解説します。
ぜひ、老後の計画を立てる際の参考にしてください。
1. 【国民年金・厚生年金】2025年度は1.9%増額に！年金額例を確認
公的年金額は、毎年度、物価や賃金などを考慮して見直しがおこなわれます。
2025年度は、前年度より1.9%の引き上げとなりました。
厚生労働省の年金額例によると、モデル夫婦世帯（※1）は月額23万2784円。国民年金の満額（※2）は月額6万9308円です。
夫婦ともに国民年金のみ（満額と仮定）を受給する世帯の場合、2人分の合算額は13万8616円となります。
※1 男性の平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）45.5 万円）で 40 年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と２人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準
※2 国民年金保険料を全期間（480カ月）納付した場合に65歳以降で受給できる年金額
