今は貯金ゼロ...お金を貯めなきゃとは思うけれど、毎日の忙しさにまぎれてなかなか実行できない。そんな人は多いかもしれません。今回は貯金を始めるためのシンプルな方法を考えてみます。

そもそも「貯まらない人」の傾向は?

計画性がない

お金が貯まらない人の特徴の一つに、買い物をするにしても遊びに行くにしても、計画性がなく突発的な出費が重なって節約できない状況に追い込まれるということがあります。もし思い当たる節があれば、たとえば1週間に使えるお金は1万円とか2万円、というように予算を決めてやりくりしてみましょう。

何にお金を使っているのかわからない

「特に使った記憶がないのに、気がついたら財布の中のお金が減っていた」ということはありませんか? 毎日何に使ったかを忘れてしまうと、節約ポイントも見つからず、どこで貯金するお金を浮かせるか見当をつけることもできませんよね。無駄な出費を見つけるためにも、家計簿やメモなどに出費を記録しておきましょう。

余ったお金を貯金しようとする

貯金の目標額を決めず、「お金が余ったら貯金すればいい」というスタンスでいると、いつまでたってもお金が貯まらないものです。よほどストイックなお金の使い方ができれば月末にお金が残るかもしれませんが、そういうタイプならそもそも貯金がない状況には陥らなさそうですね。

「貯まる人」になるための第一歩

先取り貯金を始める

もし先々、給与が目に見えて増えていくのなら貯金も楽になるでしょうが、今の時代そういうわけにもいきません。そんなときの最善の策が先取り貯金です。

先取り貯金とは財形貯蓄など給与天引きの制度を利用して、自分の給与口座に振り込まれる前の段階で貯金用のお金を確保することです。これなら、収入を使い切ってしまい貯金に回せるお金が残らないということを防げますよね。もし勤務先にそうした制度がない場合は自分でその仕組みを作りましょう。

まず、給与の振込口座とは別に貯金用の口座を開きます。そして給与が振り込まれたその日のうちにその何割かを貯金用の口座に移し替えます。ただ、いちいち銀行に行ってこの作業をするのは面倒ですよね。そこで自動送金サービス機能を活用します(金融機関によってサービス名が異なる場合があります)。

これは、毎月決められた日に決められた金額を指定した振込先に自動で振り込むサービスです。これなら給料日に自動で自分で決めた金額を貯金用の口座に移すことができます。振り込む先が同一金融機関かどうか、同一支店かどうかなどで手数料が異なりますので、利用している銀行のサービスを調べてみてください。

デビットカードを利用する