8. まとめ:自身の年金見込額を早めに確認しよう
2025年6月支給分から、公的年金の受給額が1.9%増額します。厚生労働省が示すモデル夫婦世帯では月23万円超の支給額となりますが、実際の受給額は収入や加入期間によって異なり、個人差が大きくなります。
厚生年金の平均月額を年齢別に見ると60歳代後半~70歳代で月14万円台、80歳代~90歳以上では15~16万円台と高齢になるほど上昇傾向が見られます。
なお、年金の受給開始には申請手続きが必要で、65歳の誕生日の約3ヵ月前には「老齢年金請求書」が届きます。自身の年金見込額を早めに確認し、将来の生活設計に役立てましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「老齢年金請求書の事前送付」
加藤 聖人