5. 【年金カレンダー】公的年金の支給日は「偶数月の15日」土日祝の場合はどうなる?

公的年金の支給日は「偶数月の15日」です。15日が土日・祝日の場合、支給日は直前の平日に前倒しされます。

【一覧表】2025年 年金支給日カレンダー

【一覧表】2025年の年金支給日カレンダー

出所:日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」などをもとにLIMO編集部作成

 

年金支給日:支給対象月

  • 2025年4月15日(火) :2月・3月分
  • 2025年6月13日(金) :4月・5月分
  • 2025年8月15日(金) :6月・7月分
  • 2025年10月15日(水) :8月・9月分
  • 2025年12月15日(月) :10月・11月分

このように、前月までの2カ月分がまとめて支給されます。改定後の年金額が適用されるのは、6月に支給される「4月分」からとなります。これに合わせて先述の「年金振込通知書」が6月に届きます。

6. まとめ

今回は、国民年金と厚生年金の2階建てのしくみや、60歳~90歳以上の平均月額を一覧表をもとに見ていきました。

2025年度の年金は前年と比べ1.9%増えますが、物価高に追い付いていないため、実質的には減額となります。

また、年金は「額面通りにはもらえない」ため、老齢年金から《天引きされるお金》について把握しておくことも大切です。

年金の全体平均を見てみると、国民年金は5万円台、厚生年金は14万円台となっており、物価高のなか年金のみで過ごすには厳しい状況にあることが考えられます。

「家計の状況」や「受給できる公的年金の種類」などを確認し、老後の生活に困ることがないよう、今のうちから少しずつでも準備をはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか