総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」によれば、60~64歳の就業率は2023年で74.0%。
現代は60歳になったらすぐにリタイアする人も少数派となり、物価高が続く今ではできるだけ長く働き続けたい方もいるでしょう。
ただ60歳以降、何歳まで働くかは人それぞれです。
早めにリタイアしてセカンドライフを楽しみたい人、仕事が生きがいで生涯現役を目指す人、短い時間でも働き続けて生活にメリハリをつける人などいますが、リタイアした後は基本的に年金と貯蓄で生活することになりますから、しっかりと老後に備えることが大切です。
今回はPGF生命が行った「2025年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」より、今年還暦を迎える人の貯蓄額をみていきましょう(2025年5月13日公表)。
1. 60歳時点の貯蓄額100万円未満は30%。平均貯蓄額と中央値はいくら?
PGF生命が行った「2025年の還暦人に関する調査」※によると、貯蓄額100万円未満は全体の30.0%いることがわかりました。
※今年還暦を迎える1965年生まれの男女に調査、有効サンプル2000名。
そのほかの貯蓄額の割合は、以下のとおりです。