2. グリーンカーテンにおすすめ!育てやすくて花も楽しめる「西洋朝顔」

わが家で育てた西洋朝顔「ヘブンリーブルー」のグリーンカーテン

わが家で育てた西洋アサガオのグリーンカーテンの写真

筆者撮影

西洋朝顔は、わが家で育てたときは、抜群の成長力で、初夏に苗を植えてから60日ほどで3m以上になりました。観察していると、1日で10cmほど伸びている日もあるほどでした。

よく知られている西洋朝顔の品種「ヘブンリーブルー」。透けるような花びらがとても素敵で、朝から夕方までお花が開いています。

また、お手入れが簡単な点も、おすすめのポイント。グリーンカーテンに使う園芸用ネットを準備して、誘引するだけです。園芸用ネットを覆ってしまって、さらに成長する場合は、バッサリ切ってしまえばOKです。本場が10枚ほどになったタイミングで、つるの先をカットする摘芯を行うと、子づるがたくさん出てくるので、より密なグリーンカーテンになると思いますよ。

私はこの簡単な方法でお手入れしていますが、それでも、お花が次々と咲く、豪華なグリーンカーテンが出来上がります。

夏のグリーンカーテンに、西洋朝顔をおすすめする理由は、その生育力の強さだけではありません。

西洋朝顔のお花が咲き始めるのは夏の終わり。地域にもよりますが、わが家では、8月下旬から10月下旬ごろまで咲き続けました。暑さの続く残暑まで、しっかり日よけとして活躍してくれるうえ、お花も長く楽しむことができますよ。

2.1 コンパクトに楽しみたいときは「日本朝顔」もおすすめです

西洋朝顔に比べると、日本朝顔はつるがあまり伸びない品種が多いです。また、品種や地域によっては近年の日本の猛暑で枯れてしまうこともあります。

日本朝顔のお花は7月下旬の夏のはじめから咲きますので、夏の訪れを開花とともに楽しむことができるのは魅力です。西洋朝顔にくらべると、背丈も大きくなりませんので、夏のお花を楽しみたいときや、スペースが限られているときなど、コンパクトに朝顔を楽しみたい方におすすめです。

3. 西洋朝顔と日本朝顔をミックスした「グリーンカーテン」なら花がずっと楽しめます

わが家の窓辺を覆うヘブンリーブル―を1mに1株間隔で植えたグリーンカーテン

わが家のグリーンカーテンの写真

筆者撮影

お花が途切れず咲くグリーンカーテンを作りたいなら、日本朝顔と西洋朝顔をミックスして植えてみましょう。

同じ朝顔でも、日本朝顔は7月下旬から咲きはじめますが、西洋朝顔は8月下旬から咲きはじめます。この特性を生かしてブレンドしてやれば、夏の間お花を毎日楽しめるグリーンカーテンを作ることができますよ。

初夏には日本朝顔のお花を、夏の終わりごろからは西洋朝顔のお花を楽しめるグリーンカーテンができます。