お金を「使う」「貯める」「増やす」の3つに分けて整理することで、家計管理や資産形成がぐっとスムーズになります。
2024年のJ-FLECの調査では、金融資産の中央値が増加し、4割以上の世帯が「資産が増えた」と実感。
いま、多くの家庭が“貯めるだけ”から“増やす”へと意識をシフトしています。
この記事では、最新の調査結果をもとに、お金の3分類とその役割についてわかりやすく解説します。
1. 金融資産は増加傾向。どう使い分ける?
近年の金融資産保有額は増加傾向にあります。
2024年12月18日に公表されたJ-FLECの調査をみていきましょう。
金融資産の保有額についての調査をポイントにそってみていきましょう。
1.1 金融資産の保有額は増加傾向(図表1)
2024年の金融資産保有額は、二人以上世帯で1374万円、単身世帯で989万円といずれも前年から増加しています。
特に有価証券の保有額が増加しており、資産形成への関心の高まりがうかがえます。
1.2 4割の世帯が「資産が増えた」と実感(図表2)
「1年前より金融資産が増えた」と回答した割合は、二人以上世帯で41.8%、単身世帯で41.1%と増加傾向です。
家計のなかで資産形成が進んでいることが見て取れます。
1.3 「貯蓄」だけでなく「投資」も重視する動き(図表1)
預貯金の比率は引き続き高いものの、保険・有価証券の割合も増えていることがわかります。
貯めるだけでなく「増やす」意識が広がっていると考えられます。
資産が増えている今こそ、「お金をどう管理するか」が重要になります。
その基本となるのが、「使う・貯める・増やす」の3つに整理することです。
まずは、3つに分けてお金を管理することを意識していきましょう。