お金を得るための資源となるのは、金融資本と人的資本の2つです。

具体的には、株式や債券への投資を通じて利益を得る方法と、自分が有している知識やスキルを活かして給与や報酬を得る方法に分けられます。

一般的に、若い世代ほど働ける期間が長いため、大きな人的資本を有しています。金融資本への投資だけでなく、自己投資も行い、人的資本を育てていきましょう。

1. 金融資本とは

金融資本とは、お金そのものや、お金を生み出す金融資産の総体を指します。

預貯金や、株式・債券をはじめとした有価証券などが代表的です。不動産や金などの実物資産も、金融資産に含まれます。

金融資本を活かすことにより、資産から生まれる利子・配当・値上がり益(キャピタルゲイン)などを得られます。わかりやすくいうと、リスクを取って投資をすれば相応のリターンを得られる、ということです。

預貯金は元本保証で安全性は高いものの、得られるリターンはわずかです。一方で、リスクを取って株式投資をすれば、損をする可能性がありますが、高いリターンを得られる可能性もあります。

金融資本から得られる収入は、自分自身の労働を提供せずに済む点が特徴です。

お金に働いてもらうことで収入を得られるため、豊富な金融資産があるほど、得られる収入も大きくなります。