師走を迎え、2025年も残りわずかとなりました。年末の慌ただしさのなかで、来年以降のライフプランについて思いを巡らせる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、定年退職を控えている方にとって、退職金は老後生活を支える重要な資金です。しかし、公務員と民間企業でどのくらい金額が違うのか、どのように計算されるのか、具体的にご存じでしょうか。
また、受け取った退職金をどう活用すればよいか、不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、公務員と民間企業の退職金の違いを勤続年数別に比較します。さらに、最新の調査結果から、退職金の使い道に関する多くの人の不安や失敗談、そして成功の秘訣までを詳しくご紹介します。
ご自身のセカンドライフを豊かにするためのヒントとして、ぜひお役立てください。
1. 【勤続年数別】「公務員と民間企業」の退職金手当支給額
まずは、公務員と民間企業の退職金データを見ていきましょう。
1.1 「公務員」の退職金手当支給額はいくら?
公務員が定年退職をした際の、勤続年数別の退職手当平均支給額は、以下のとおりです。
- 勤続5年未満:約246万円
- 勤続5年〜9年:約492万円
- 勤続10年〜14年:約854万円
- 勤続15年〜19年:約1184万円
- 勤続20年〜24年:約1257万円
- 勤続25年〜29年:約1599万円
- 勤続30年〜34年:約2001万円
- 勤続35年〜39年:約2389万円
- 勤続40年以上:約2311万円
※平均勤続年数:35年7カ月
※全体の平均支給額:約2147万円
