タケノコの成長の早さがよくわかる写真がX上で話題になっています。
投稿したのは、Xユーザーの@natuzundaさん。
当ポストは2025年5月1日時点で13万件を超えるいいねを集めるなど大きな反響を呼んでいます。
タケノコにまつわる投稿が話題となったことに関連し、記事後半ではタケノコの年間支出金額が高い都市についても紹介します。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております
1. タケノコ掘りで置いてきてしまったカゴを翌日取りにいくと…
「昨日たけのこ掘りの時にカゴを置いてきてしまったので、今日取りに来たらこの有様です……。昨日は確かに何も無かったはずなのですが……竹林に忘れ物をすると時々こういったことが起こります」というコメントとともに投稿されたのは、2枚の写真でした。
そこに収められていたのは、地面から勢いよく伸びたタケノコとプラスチック製の黒いカゴ。カゴはタケノコにひっかかり宙に浮いていますが、前日にここには何もなかったというのです。
つまり、このタケノコはわずか一晩でカゴを持ち上げるほどに成長したということ。タケノコの成長が早いことはよく知られていますが、まさかこれほどとは驚きですね。
この投稿には多くのXユーザーがリアクション。「これはやばい」「ホラーかと思ったら、生命力の話だった」「1週間後に取りに来たとかだともう回収不可能になってそう」いった驚きのコメントが続々と寄せられました。
2. タケの繁殖力が高い理由は?
タケはイネ科タケ亜科に属する常緑性の多年生植物。繁殖力が強いのが特徴で、地下茎の節にある芽から生じたタケノコは半年もすると立派な若竹に成長します。
タケの繁殖力が高い理由は、成長点の多さ。一般の樹木の成長点は根や茎の先端のみですが、タケはすべての節に成長点があります。そのため、仮に節が40個ありそれぞれの成長点が1日に1センチメートルずつ伸びれば、その竹は1日で一気に40センチメートルも成長するのです。
そんなすさまじい生命力を持つタケですが、それゆえに近年問題となっているのが放置竹林。土地の持ち主に適切に管理されず、放置されてしまった竹林は害虫の増加や土砂災害などさまざまな問題を引き起こします。
投稿主の@natuzundaさんもそんな放置竹林問題を危惧しており、「今回の件で放置竹林という言葉だけでも多くの方に知っていただきたい」と話してくれました。
ちなみに、@natuzundaさんよると、ここまで成長が早い個体は「結構珍しい部類になると思います」とのこと。
写真の状況を見たときの心境についても伺うと、「タケノコの成長速度については前々から認知していましたが、実際にその過程を詳しく見る機会はなかったため、強い驚きと嬉しさを感じました」と話してくれました。
昨日たけのこ掘りの時にカゴを置いてきてしまったので、今日取りに来たらこの有様です……。
— 野食に詳しいミユbot (@natuzunda) April 27, 2025
昨日は確かに何も無かったはずなのですが……竹林に忘れ物をすると時々こいったことが起こります……。 pic.twitter.com/Uq4s9Gbl3o
3. 「タケノコ」の年間支出金額が高い都市は山形市
タケノコの成長スピードが話題となったことに関連し、ここからは1世帯当たりの「タケノコ」の年間支出金額が高い都市を紹介します。
総務省統計局が公表した「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2022年(令和4年)~2024年(令和6年)平均)」によると、タケノコの消費金額が最も高い都市は山形市の1391円。
次いで京都市の1230円、新潟市の1074円がランクインしており、全国平均は678円でした。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「タケノコの成長スピード」を紹介しました。
参考資料
- @natuzunda
- 農林水産省「身近で不思議なタケの生態に迫る!」
- 総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2022年(令和4年)~2024年(令和6年)平均)」
小野田 裕太