2. 老齢年金生活者支援給付金をシミュレーション
老齢年金生活者支援給付金の給付額の計算方法を確認したところで、実際に給付額を計算してみましょう。
まずは、国民年金加入期間40年間(20~59歳)のうち3年間(36か月)保険料納付を全額免除された人の場合で計算します。計算式は以下の通りです。
5450円×444月/480月+1万1551円×36月÷480月=月5908円
※1956年4月2日以降に生まれた人
通常の年金に上乗せして、月5908円の老齢年金生活者支援給付金を受け取ることが可能です。
次に、国民年金加入期間40年間(20~59歳)のうち10年間(120か月)保険料納付を全額免除された人の場合もシミュレーションしてみましょう。給付額の計算式は以下の通りです。
5450円×360月/480月+1万1551円×120月÷480月=月6975円
※1956年4月2日以降に生まれた人
月6975円の老齢年金生活者支援給付金を受け取れます。
このように計算式に当てはめることで、自分がいくらの老齢年金生活者支援給付金をもらえるのかシミュレーションできます。
3. 老齢年金生活者支援給付金の給付時期
老齢年金生活者支援給付金は、通常の年金と同じ支給スケジュールです。ただし、振込自体は別でおこなわれます。
偶数月にその前月までの2か月分が支払われるため、次回振込日は2025年6月13日で、2025年4月・5月分の2か月分が合せて振り込まれます。
各月で振り込まれるわけではないため、注意しましょう。
4. 老齢年金生活者支援給付金は請求が必要
老齢年金生活者支援給付金の給付金額や支給スケジュールを紹介しました。ただし、老齢年金生活者支援給付金を受け取るには請求が必要です。
受給対象者に向けて請求書はがきが届くので、必要事項を記載し提出期限までに返送しましょう。
参考資料
苛原 寛