2025年2月13日に金融庁から公表された「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」によると、2024年12月末時点のNISA口座数は約2560万口座、新規年間買付額が約17兆4485億円になっており、口座数も買付額も増えてきています。

また、2024年12月20日に金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」より公表されたデータによると、50歳代のNISA買付額は約2兆9233億円にのぼり、買付額全体の約2割を占めています。

新NISAは、運用益が非課税になる制度です。

65歳から年金が主な収入源になる方でも、50歳代から15年間にわたって運用を続けることで、老後資金の準備も可能です。

本記事では、新NISAの概要や毎月5万円を15年間積立投資した場合のシミュレーションを紹介します。

1. 新NISAとは

NISAとは、2014年1月に始まった少額投資非課税制度のことです。

少額からの投資をおこなう方のために始まりました。

その後、2024年1月から新NISAとして新制度が開始されています。

1.1 新NISAは運用益が非課税

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、売却して得た運用益や配当に対し、20.315%の税金がかかります。

一方、新NISAで投資した金融商品から得られる運用益は非課税です。

新NISAは、投資できる上限金額が決まっています。