6. 【年金の豆知識】じぶんの基礎年金番号、いつ使う?どこで確認できる?

年金基礎番号とは、公的年金制度(国民年金・厚生年金)の加入者に対して、一人にひとつ割り当てられる10桁の番号です。公的年金制度に加入中、もしくは加入したことがある人全員に付与されています。

年金基礎番号が必要となるのは、老齢、遺族、障害などの年金の受け取りに関する相談や請求手続きの際だけではありません。

その他、下記のような場面で必要となります。

6.1 基礎年金番号、いつ使う?

  • 就職して厚生年金保険に加入するとき
  • 退職して国民年金に加入するとき
  • ねんきんネットの申込手続きのとき

6.2 基礎年金番号、どこで確認できる?

基礎年金番号は、下記で確認することができます。

  • 年金基礎番号通知書(令和4年以降、初めて年金制度に加入する人向け)
  • 年金手帳(令和4年3月までに被保険者資格の取得手続きをおこなった人向け)
  • ねんきん定期便
  • ねんきんネット
  • マイナポータル

7. まとめにかえて

2025年4月14日、総務省より「人口推計(2024年(令和6年)10月1日現在)‐全国:年齢(各歳)、男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐」が発表されました。

15歳未満の人口は前年比▲34万3000人で、総人口に占める割合は11.2%と過去最低に。一方、65歳以上の人口は前年から1万7000人増加しました。日本の総人口に占める65歳以上シニアの割合は、過去最高となる29.3%となっています。

15歳未満の人口は過去最低を、65歳以上の人口は過去最高を記録しており、少子高齢化が進んでいることがわかります。

日本の公的年金制度は賦課方式を採用しており、現役世代が納める保険料が年金受給者の年金に充てられるため、少子高齢化は年金制度において非常に深刻な問題です。

現役世代の人たちは、将来、いまのシニア世代より給付水準が下がる可能性があります。こうした事情も鑑み、老後に向けて年金以外の収入源や資産を確保していく必要があるでしょう。

参考資料

和田 直子