4. 富裕層の共通点その3:先を見据えて行動する
富裕層の共通点3は、先を見据えることです。
富裕層の多くは経済の動向や自分自身のことなど、ある程度先を見据えて行動しています。先のことを予測するために、情報収集と経験を積み重ねて自分なりのデータベースを作っているように見えました。
自分の興味関心のある情報や経験は意識しなくても身に着くものです。興味関心のない情報や経験をどう身に着けることができるのか、常に考えている傾向にありました。
5. まとめにかえて
日本の富裕層はどれくらいいるのか、その内訳をデータとともに見てきました。物価の上昇により消費支出が増える中、富裕層が増えていることは意外と感じる人も多いのではないでしょうか。
また、筆者が出会ってきた富裕層の共通点についてもご紹介しました。特に、自身の成長プロセスを教育コンテンツとして体系化する過程を見せていただいたときは、富裕層ならではの発想力に驚いたことを覚えています。
今回ご紹介した内容は、すべてを一度に取り入れるのは難しいかもしれません。
まずは自分の行動を少しずつ見直し、できることから取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
参考資料
- 日本経済研究センター「2月の景気後退確率」
- 日本銀行「2024年第4四半期の資金循環(速報)」
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
三石 由佳