3. バラの花数が増える!開花前にやっておきたい5つのお手入れ
3.1 栄養補給のための追肥をする
バラは開花に多くのエネルギーを必要とします。新芽が勢いよく伸びだして来たタイミングで追肥を施しましょう。
即効性のある液体肥料を1週間に1回程度、または緩効性の固形肥料を株元に施すのがオススメです。窒素・リン・カリがバランスよく配合されたものを選ぶと、花付きがよくなります。
3.2 適度な剪定をする
混み合った枝葉をそのままにしておくと、病害虫の発生リスクが高まります。枯れた葉や細すぎる枝、内側に向かって伸びる枝は取り除き、株全体の日当たりや風通しをよくしましょう。
また周りより突出して長く伸びすぎている枝は、先端をカットして生長をストップしておくと、ほかの枝にも栄養が回って花数も増えます。
3.3 病害虫の予防を徹底する
暖かくなると大切な芽やツボミを浸食する害虫も多く発生します。害虫は見つけしだい手で取り除くか、専用の殺虫剤で対処しましょう。
また、うどんこ病や黒点病を予防するために、定期的に葉の状態をチェックし、早めに対策することが大切です。
3.4 水やりは乾いたらたっぷり与える
バラは水切れを嫌いますが、過湿にも弱い植物。土の乾き具合を確かめてから、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと与えましょう。
気温が低い朝のうちに水やりをすることで、蒸れを防ぎ、病気の発生を抑えることができます。
3.5 支柱を立てて花の重みを支える準備
バラが開花すると花の重みで枝がしなることがあります。小輪のバラでも鈴なりにまとまって開花しているときは、枝に負担がかかって強風などで折れてしまうことも。
開花前に支柱を立てておくと、花をしっかり支えることができ、見た目も美しくなります。
4. 開花前のひと手間で、バラの美しさを最大限に
バラの美しさは開花する前の準備しだいで大きく変わります。栄養をしっかり与え、枝を整え、害虫を予防することが大切なポイント。
鉢植えなら管理もしやすく、日々の変化を間近で楽しめます。この時期の少しの手間で、バラの魅力を最大限に発揮させてみませんか。