厚生労働省の「令和5年簡易生命表」によると、2023(令和5)年の平均寿命は男性81.09歳、女性87.14歳となりました。

1990年では75.92歳・81.90歳、1970年にさかのぼると男性67.74歳・女性72.92歳。働き盛りの現役世代は、親や祖父母の世代よりも、より丁寧に老後に向けた準備をしていく必要がありそうですね。

【一覧表】平均寿命の推移。2枚目以降は《65歳以上おひとりさま世帯の家計収支データ》など(出所:厚生労働省、総務省)

【一覧表】平均寿命の推移。2枚目以降は《65歳以上おひとりさま世帯の家計収支データ》

出所:厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」

2025年現在、老齢年金の一般的な受給開始年齢は65歳。このタイミングで仕事を完全リタイアし、年金生活に入る世帯も多いでしょう。

今回は65歳以上「単身世帯」の標準的な家計収支データを眺めたあと、いまのシニア世代の老齢年金事情に触れていきます。