2025年3月31日に帝国データバンクは2024年度4月の「食品主要195社」価格改定動向調査を公表。

これによると、2025年4月の飲食料品値上げはトータルで4225品目にのぼります。また、2025年通年の類型品目数は1万1707品目となり、4月時点で前年実績の9割を超えました。

物価高で多くの家計が悲鳴を上げるなか、2025年度の公的年金は3年連続のプラス改定となり、前年度より1.9%引き上げられています。ただしマクロ経済スライド(※)の発動により、実質的には目減りしているのが現状です。

この記事では、今のシニア世代がどの程度の年金額を受け取れているかを、早見表を使って整理していきます。

※マクロ経済スライドとは:「公的年金被保険者(年金保険料を払う現役世代の数)の変動」と「平均余命の伸び」に基づいて設定される「スライド調整率」を用いて、その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除するしくみ