2. 株価の暴落時に「売る人」とは
株価暴落時に売却をする人もいますが、大きく分けて3つのケースが考えられるでしょう。
一つは株価下落の要因を見て、株価回復の見込みが薄い場合に売却するケースです。自身で損切りルールを決めて売却をする方もいます。
二つ目は下落した株価が戻るまでの時間を考え、売却する場合です。
たとえば一時的に損をしたとしても長期間保有すれば、株価が戻ることはあります。一方で損をしたまま長期間保有するとその期間は資金が固定化されて塩漬け状態となり、他の投資機会を逃すしてしまう場合もあるでしょう。投資機会までを考えて総合的に判断し、売却する場合もあります。
三つ目は恐怖心から株価を売却する人もいます。
いずれにせよ株価暴落時に売却を考える際には、正確な情報収集とともに、投資をする前に考えていた投資方針や自身の損切りルールなどにもとづいて、慎重に検討するとよいでしょう。
3. 株価の暴落時に「買う人」とは
株価の暴落時に新たに買ったり、株を買い増したりという方もいます。
利益を得るためには「できるだけ安いときに買い、できるだけ高いときに売る」ようにしたいものですが、最もよいタイミングでの売買はプロでも困難です。
ただ自身で投資したい優良企業を選んでおき、株価が暴落したタイミングで新たに買うことで、できるだけ安く買うことができる可能性は高まる場合もあるでしょう。
また、保有している銘柄が下がったときにさらに買い増しすることで、平均取得価格を下げる方法もあります。
ただしいずれも株価下落の要因や世界情勢、企業の成長性や財務状況などを確認し、また自身の投資予定期間なども考えて慎重に検討しましょう。