4. 将来受け取れる年金額の確認

自分が将来受け取れる年金額を確認するためには「ねんきん定期便」を確認しましょう。ねんきん定期便は、毎年の誕生月に送付されます。

【令和7年度】ねんきん定期便(50歳未満)表《見本》

【令和7年度】ねんきん定期便(50歳未満)表《見本》

出所:日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和7年度送付分)」

【令和7年度】ねんきん定期便(50歳未満)裏《見本》

【令和7年度】ねんきん定期便(50歳未満)裏《見本》

出所:日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和7年度送付分)」

ねんきん定期便は、ハガキと封書どちらかで送られます。

  • ハガキ:35歳、45歳、59歳以外の人
  • 封書:35歳、45歳、59歳の人

ねんきん定期便では、年金にかかわるさまざまな情報が記載されています。

  •     これまでの加入実績に応じた年金額(昨年)
  •     これまでの加入実績に応じた年金額(今年)
  •     今後の加入状況に応じた年金額(65歳時点)
  •     今後の加入状況に応じた年金額(75歳時点)
  •     これまでの保険料納付額(累計額)
  •     これまでの年金加入期間
  •     これまでの加入実績に応じた年金額(年額)

年金加入記録に記載に誤りがあった場合は、年金加入記録回答票を記入して、返信用封筒で返送、または近くの年金事務所に提出しましょう。

年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合のフロー

年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合のフロー

出所:日本年金機構「年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合」

年金加入記録回答票は、日本年金機構のホームページからダウンロード可能です。記載漏れや誤りがあると、将来の年金受給額に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、間違っている箇所が分かったら、すぐに対応しておきましょう。なお、ねんきん定期便に記載された情報は、ねんきんネットからも確認できます。

ねんきん定期便で注意したいポイントは、記載されている金額から税金や社会保険料が天引きされる点です。そのため、手取りの年金額は記載額よりも少なくなるので注意してください。では、厚生年金や国民年金から天引きされる税金や社会保険料について確認しましょう。