8. 老齢年金は「繰下げ」もできる。自身に合った老後対策を
これまで2025年度の年金額と年金受給額についてみてきました。
年金受給額をできるだけ増やしたい方もいるでしょう。
年金は受け取り時期により、受給額を変えることもできます。
老齢年金の受給は、原則として65歳からですが、受給開始時期は66~75歳まで「繰下げ」を選ぶこともできます。
繰下げ受給のメリット・デメリットを確認しましょう。
8.1 繰下げ受給のメリット
長生きする可能性が高い、老後の生活費をできるだけ増やしたいなどの理由で、将来の年金額を増やしたい方に向いています。
8.2 繰下げ受給のデメリット
受給開始年齢を遅らせる分、年金を受け取れない期間が発生すので、その間の生活費をどのように確保するかや貯蓄や他の収入源など、しっかりとした計画を立てる必要があります。
また、本当に得になるかは個人差があるため、慎重に考える必要があります。
上記の方法で年金受給額を増やす方法もありますが、ほかにも国民年金ののみなら厚生年金に加入する、厚生年金なら収入を増やす(上限あり)などで年金を増やすことも可能です。
また個人年金保険やiDeCoといった私的年金を用意するのも一つです。これを機に自身に合った老後の年金対策を考えましょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
宮野 茉莉子