1.2 計算上の注意点
基本的な計算方法を解説しましたが、実際に計算するときは次の点に注意が必要です。居住地の地方自治体ホームページなどで確認しましょう。
- 地方自治体によって保険料の計算方法が異なる
- 保険料は世帯単位で計算して世帯主が納付する
- 所得は前年1月から12月の所得を合計して算出する
- 介護分の支払いは40歳から65歳の人だけ(39歳以下は介護保険の加入対象外、65歳以上は別途介護保険料を支払う)
- 住民税非課税者世帯などに対し保険料を軽減する特別措置がある(地方自治体によって異なる)
- 年間保険料の上限額は92万円(介護分を含めると109万円) など
正式な保険料は、2024年度の所得確定後(毎年6月くらい)に地方自治体から送付される「国民健康保険料の納付通知書」で確認できます。納付期限や各期の納付金額も記載されています。
ここまで、国民年金保険料の基本的な計算方法と計算上の注意点について解説してきました。次章では、東京都豊島区を例に2025年度の国民健康保険料を試算します。
2. 東京都豊島区の2025年度の国民年金保険料
東京都豊島区のホームページによると、2025年度の国民健康保険料は下表を基に計算します。
【所得割額】
- 医療分:世帯全員の所得×7.71%
- 後期高齢者支援金分:世帯全員の所得×2.69%
- 介護分:世帯全員の所得×2.25%
【均等割額】
- 医療分:世帯人数×4万7300円
- 後期高齢者支援金分:世帯人数×1万6800円
- 介護分:世帯人数×1万6600円
【年間の上限額】
- 医療分:66万円
- 後期高齢者支援金分:26万円
- 介護分:17万円
所得は総所得から基礎控除額(43万円)を差し引いて計算します。個人事業主の場合、総収入から必要経費を差し引いた事業所得より、さらに基礎控除額を引いて算出します。