高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして2025年度LIMOメルマガ会員に行った「奨学金に関するアンケート」の中でも「貸与型奨学金の毎月の受給額」についての結果をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年3月・4月締め切りの給付型の奨学金」2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが4日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・5月20日締め切りの奨学金】公益財団法人河内奨学財団「公益財団法人河内奨学財団令和7年度奨学生(2025年度)」
公益財団法人河内奨学財団は、奨学生の卒業後の進路について一切制約がない奨学金制度を準備しています。
1.1 【返済不要・5月20日締め切りの奨学金】公益財団法人河内奨学財団「公益財団法人河内奨学財団令和7年度奨学生(2025年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】ー
【申込み期間】入学後 2025年5月20日(火)
【支給人数】35人(大学生第1学年 35名)
【支給金額/人】360万円(月額5万円)
【支給期間】奨学生に採用したときから、正規の最短修業年限の終期まで
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】不可
【専攻分野】薬学部
【専攻分野の詳細】大学生第1学年
【資格・条件】
(1)薬学部に学ぶ大学生
(2)学業優秀、品行方正でありながら、経済的理由により修学が困難な者
【募集団体】公益財団法人河内奨学財団
【奨学金概要】 公益財団法人河内奨学財団 令和7年度 奨学生募集要項
2. 【返済不要・4月15日締め切りの奨学金】公益財団法人T.O環境財団「2025年度T.O環境財団奨学金」
公益財団法人T.O環境財団は「夢・未来」をスローガンに、広い視野を持って未来を切り開き、世界に貢献できる人材の育成を目指し、オオノ開發(株)前代表取締役である大野剛嗣氏(故人)により、2019年に設立された財団です。
2.1 【返済不要・4月15日締め切りの奨学金】公益財団法人T.O環境財団「2025年度T.O環境財団奨学金」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】ー
【申込み期間】入学後(2025年2月1日~2025年4月15日)
【支給人数】30人
【支給金額/人】120万円 月額50,000円(年額60万円)
【支給期間】2025年4月から2026年3月末までの1年分
※次年度以降は、当財団の審査を経て、原則として在学する学校の最短修業年限の終期まで延長
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】可能
【他の給付型との併用】可能
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】大学3年生、4年生
【資格・条件】
- 地球環境保全、廃棄物リサイクル等に関連する教育過程を選択している学生であること
- 学業が優れ、品行が正しく、かつ、健康である者・日本国籍を有している者・親権者(または未成年後見人等)の同意を得ている者
- 本人及び生計を一にする家族が、暴力団、暴力団関係企業、総会屋もしくはこれらに準ずる者またはその構成員ではないこと。
- 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、愛媛県、高知県、香川県、徳島県及び福岡県にある大学に通学していること。
【募集団体】公益財団法人T.O環境財団
【奨学金概要】 公益財団法人T.O環境財団 奨学生募集
いかがでしたでしょうか。
2025年3月締め切りと締め切り間近の奨学金もありますので、ご興味がおありの方は、お早めに申込をされることをおすすめいたします。
また、本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金に関するアンケート】貸与型奨学金、最も多い受給額は月額2万~4万円で32%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員(メルマガ会員)に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。
アンケート項目の中で、メルマガ会員の方のうち貸与型奨学金(有利子型、無利子型含む)を利用されていた方に、「毎月いくら奨学金を借りていたか」について伺いました。
- 19999円以下 25.3%(19人)
- 20000~39999円 32.0%(24人)
- 40000円~59999円 18.7%(14人)
- 60000円~79999円 8.0%(6人)
- 80000円~99999円 8.0%(6人)
- 120000円以上 8.0%(6人)
※貸与型奨学金利用者数合計 75人(うち、有利子型無利子型併用利用者4名)
※100000円~119999円は該当者なし
最も多いのは、貸与月額「20000~39999円(24名)」で、貸与型奨学金利用者全体の32%を占めました。
なお、今回のアンケートにお答えいただいた方は全体で239名となり、貸与型奨学金を利用されていた方は、全体の31%という結果になりました。
4. 【奨学金】奨学金には「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金がある
ここで奨学金の種類についてご紹介しましょう。
奨学金には、大きく分けて「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金があります。
4.1 貸与型の奨学金
学生に対して資金を貸し付ける形の奨学金です。「借金」のイメージが強い奨学金ですが、この「貸与型」の奨学金の印象が大きいことが伺えます。
貸与型奨学金の主な特徴は次の通りです。
1.返済が必要:卒業後、一定期間が経過した後、返済を開始します。返済額や返済期間は、奨学金を提供する機関や、奨学金の契約条件によって異なります。
2.金利:無利息のものや、「国の学生ローン」よりも低い金利が設定されているものもあります。また一部には市場金利に基づく利息が付く場合もあります。
3.利用条件:学業成績や家庭の経済状況などに応じて、受給資格が決まることがあります。申請時には、必要な書類や情報を提供する必要があります。
4.2 給付型の奨学金
優れた学術研究をおこなった学生や、成績優秀な学生に対して、基本的に返済不要となる奨学金です。対象となった場合、大学・専門学校等の授業料や入学金も免除、または減額されます。主な特徴は次の通りです。
1.返済不要:奨学金を受け取った学生に返済の義務はありません。
2.利用条件:上記の通り、学業成績や、特定の活動や分野に対する成績、そのほかにも家庭の経済状況などに基づいて支給されることが一般的です。選考過程があり、申請者が一定の条件を満たす必要があります。
3.支給形式:一度にまとまった金額が支給される場合もあれば、月々支給される場合もあります。支給方法や金額は奨学金のプログラムによって異なります。
また給付型奨学金の中には、学校法人や公益財団法人、福祉法人や企業などが、卒業後に事前に約束した職種に一定期間就くことを条件として、給付型奨学金制度を設けているところもあります。
今回のアンケート結果でご紹介したのは、LIMOメルマガ会員のうち、貸与型奨学金利用をしていた方が「毎月いくら奨学金を借りていたか」ですが、給付型の奨学金であれば、「卒業後、返せるかどうかが不安で奨学金を利用できない」という人でも安心して借りられるのではないでしょうか。
経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討してみることをおすすめします。



