8. 【年金一覧表】90歳以上の平均年金月額

最後に、90歳以上の平均年金月額を確認しましょう。

8.1 90歳以上・厚生年金の平均月額

90歳以上の厚生年金額

90歳以上の厚生年金額

90歳以上:厚生年金16万721円

8.2 90歳以上・国民年金の平均月額

90歳以上の国民年金額

90歳以上の国民年金額

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

90歳以上:国民年金5万3621円

9. 【厚生年金・国民年金】平均月額と受給額ごとの受給権者数

厚生年金と国民年金の平均月額は以下のとおりです。

厚生年金・国民年金の平均月額

厚生年金・国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

〈全体〉

  • 厚生年金:14万6429円
  • 国民年金:5万7584円

〈男性〉

  • 厚生年金:16万6606円
  • 国民年金:5万9965円

〈女性〉

  • 厚生年金:10万7200円
  • 国民年金:5万5777円

9.1 厚生年金・受給額ごとの受給権者数

厚生年金 受給額ごとの受給者数

厚生年金 受給額ごとの受給者数

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 1万円未満:4万4420人
  • 1万円以上~2万円未満:1万4367人
  • 2万円以上~3万円未満:5万231人
  • 3万円以上~4万円未満:9万2746人
  • 4万円以上~5万円未満:9万8464人
  • 5万円以上~6万円未満:13万6190人
  • 6万円以上~7万円未満:37万5940人
  • 7万円以上~8万円未満:63万7624人
  • 8万円以上~9万円未満:87万3828人
  • 9万円以上~10万円未満:107万9767人
  • 10万円以上~11万円未満:112万6181人
  • 11万円以上~12万円未満:105万4333人
  • 12万円以上~13万円未満:95万7855人
  • 13万円以上~14万円未満:92万3629人
  • 14万円以上~15万円未満:94万5907人
  • 15万円以上~16万円未満:98万6257人
  • 16万円以上~17万円未満:102万6399人
  • 17万円以上~18万円未満:105万3851人
  • 18万円以上~19万円未満:102万2699人
  • 19万円以上~20万円未満:93万6884人
  • 20万円以上~21万円未満:80万1770人
  • 21万円以上~22万円未満:62万6732人
  • 22万円以上~23万円未満:43万6137人
  • 23万円以上~24万円未満:28万6572人
  • 24万円以上~25万円未満:18万9132人
  • 25万円以上~26万円未満:11万9942人
  • 26万円以上~27万円未満:7万1648人
  • 27万円以上~28万円未満:4万268人
  • 28万円以上~29万円未満:2万1012人
  • 29万円以上~30万円未満:9652人
  • 30万円以上~:1万4292人

※国民年金部分を含む

続いて、国民年金における受給額ごとの受給権者数も見てみましょう。

9.2 国民年金・受給額ごとの受給権者数

国民年金 受給額ごとの受給者数

国民年金 受給額ごとの受給者数

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 1万円未満:5万8811人
  • 1万円以上~2万円未満:24万5852人
  • 2万円以上~3万円未満:78万8047人
  • 3万円以上~4万円未満:236万5373人
  • 4万円以上~5万円未満:431万5062人
  • 5万円以上~6万円未満:743万2768人
  • 6万円以上~7万円未満:1597万6775人
  • 7万円以上~:227万3098人

国民年金の平均月額のボリュームゾーンは5~6万円となっており、男女間でも大きな差はありません。

10. まとめにかえて

今回ご紹介したように、昨今の物価や賃金の変動を踏まえ、2025年度の年金額は1.9%引き上げられます。

ただし、マクロ経済スライドの適用によって引き上げ率が低く抑えられている点を考慮すれば、手放しで喜べる状況ではありません。

さらに、公的年金だけで老後の生活を十分に支えるのは難しく、現役時代からの計画的な備えが重要です。

元本保証の貯蓄だけではなく、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した資産運用も視野に入れ、将来を見据えた長期的なマネープランを立てていきましょう。

参考資料

加藤 聖人