家の顔ともいえる玄関周り。できれば訪れる人を明るく迎えられるようにしたいものです。しかし日陰の玄関では何を植えればいいのか悩むことも多いでしょう。

そんなときに活躍してくれるのが日陰でも元気に育つ多年草。光が少ない場所でも、美しい葉色や優しい花色が彩りを添え、玄関を華やかに演出してくれます。また、植えっぱなしで育てられる多年草なら、あまり手間もかかりません。

今回は、今が植えどきの日陰でも育つおしゃれな多年草を6種、参考価格とともに紹介。プランターでも育てられる植物ばかりなので、植える場所がなくても安心です。

記事最後には日陰の玄関で植物を育てるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「日陰の玄関を彩る今が植えどきの多年草」のあれこれ

写真のギボウシやヒューケラなど、日陰の玄関を彩る植物をご紹介します1/9

日陰の通路わきに植えられているギボウシやヒューケラなどの日陰を好む植物

SF photo/shutterstock.com

  • 植えっぱなしOK!今が植えどきの「日陰の玄関を彩る多年草」6選
  • 日陰の玄関で植物を育てる「5つのコツ」
  • 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

2. 植えっぱなしOK!今が植えどきの「日陰の玄関を彩る多年草」6選

2.1 ギボウシ

美しく存在感のあるカラーリーフ「ギボウシ」2/9

葉の縁にクリーム色の斑が入ったギボウシ

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耐陰性に優れ、シェードガーデンには欠かせない存在のギボウシ。葉の形や色、模様のバリエーションが豊富で、丸みを帯びたものや細長いもの、深い緑や黄緑、斑入りなど多様です。

放射状に大きく広がる葉は存在感バツグンで、玄関に重厚感を与えてくれるでしょう。初夏には長い花茎を立ち上げ、白や薄紫の花も咲かせます。

※参考価格:600円~1500円前後(4号ポット苗)

2.2 オダマキ(西洋オダマキ)

個性的で美しい花が魅力の「オダマキ」3/9

紫色と白の複色の花を咲かせているオダマキ

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オダマキは造形美あふれる個性的な花が魅力。うつむきがちに咲く姿が清楚で、和風・洋風どちらの庭にもよくなじみます。

カラーバリエーションも豊富で、紫・青・ピンク・白・黄色などさまざまな花色があり、玄関周りの彩りに最適です。こぼれ種からも発芽して旺盛に繁殖します。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

2.3 スズラン

小さい鈴のような愛らしい花「スズラン」4/9

白い小花を咲かせているスズラン

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小さな鈴のような可憐な花が魅力のスズラン。大型の葉に囲まれて咲く姿が愛らしく、上品な雰囲気を漂わせます。

ほんのりとした甘い香りがあり、香水やアロマに利用されることも。地下茎で増えるため、一度植えると群生して美しい景観を作ります。

※参考価格:400円~800円前後(3号ポット苗)

2.4 ヒューケラ(ツボサンゴ)

バリエーション豊富な美しいカラーリーフ「ヒューケラ」5/9

オレンジ色の葉のヒューケラが白い小花を咲かせている

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ヒューケラは美しい葉色が魅力で、緑・紫・オレンジ・ピンク・シルバーなど多彩。耐陰性が強く、日当たりの悪い玄関周りのアクセントに最適です。

春~初夏にかけて、細長い花茎の先に小さなベル状の花が開花。生長が穏やかなので、とくに手をかけなくてもコンパクトにまとまります。

※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

2.5 ヤブラン(リリオペ)

スタイリッシュな葉がおしゃれな「ヤブラン」6/9

紫色の花を咲かせているヤブラン

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日本原産の常緑多年草で、昔から和風庭園でよく見かけるヤブラン。細長い葉が密になって茂り、庭のグランドカバーとしても役立ちます。

耐寒性・耐暑性ともに強く、乾燥した土壌でも生育可能。夏~秋にかけて小さな紫色の穂花が咲き、秋には黒い実がなります。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

2.6 アスチルベ

ふわふわの花穂が優雅な「アスチルベ」7/9

ピンク色の花を咲かせているアスチルベ

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アスチルベは羽毛のようなふんわりとした花穂が優雅な印象。ピンク・白・赤・紫などカラーバリエーションが豊富です。

深い切れ込みが入る葉も美しく、花が終わったあとも観賞価値があります。湿り気のある土壌を好むので、水切れしないように気をつけましょう。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

3. 日陰の玄関で植物を育てる「5つのコツ」

日陰の玄関で植物を育てるコツをお伝えします8/9

玄関前にギボウシが植えられたプランターが並んでいる

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3.1 明るさをチェックする

日陰といっても家の北側で直射日光がまったく当たらない「完全な日陰」と、朝や夕方だけ日が差す「半日陰」では環境が異なります。花を選ぶ際は、玄関の明るさを確認し、適した品種を選びましょう。

3.2 鉢植えを活用する

玄関周りは植物を植えられる土が少なく、地植えするのはやや難しいことも。そんなときは鉢植えで育てるのがオススメ。鉢なら持ち運びできるので、より明るい場所に移動することも可能です。

3.3 水やりに注意する

日陰は直射日光が当たらないので土は乾きにくいですが、風通しが悪いと蒸れやすくなります。土の表面が乾いているのを確認してから水やりして、過湿にならないように注意しましょう。

3.4 定期的に肥料を与える

日陰では光合成が制限されるため、生長がゆるやかになりがちです。栄養補給のためにゆっくり効く「緩効性肥料」を適量与えると、花付きがよくなります。

3.5 明るい色の花を選ぶ

暗い場所では白や淡いピンク、黄色などの明るい花色がよく映えます。葉色が明るい緑や斑入りの植物と組み合わせて、玄関を明るく華やかに演出するのがオススメです。

4. 日陰に強い植物で日陰の玄関をオシャレな空間に

日陰の玄関でも環境に適した植物を選べば、華やかに演出できます。葉の色や模様が美しいもの、ふんわりと優雅に花を咲かせるものなど、草姿は多種多様。

日陰ならではの落ち着いた雰囲気は、訪れる人を心地よく迎えてくれるでしょう。耐陰性の強い植物を取り入れて、日陰の玄関にオシャレな空間を作ってみませんか?

5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い9/9

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなる可能性が高いです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。