8. 年金見込み額の確認はねんきんネットが便利
ここまで、公的年金の仕組みから受給額ついて詳しくみてきました。
受給額については、年金加入期間や収入よって異なりますので、現役世代の方が知りたい場合には、年金見込み額については毎年届く「ねんきん定期便」で確認をしましょう。
なお、「ねんきんネット」であれば24時間365日閲覧でき、条件にあわせたシミュレーションも可能です。
また、年金額は65歳で受給する方が多いですが、近年は再雇用や再就職をして働く期間を延長することにより、公的年金を受給するタイミングを繰り下げ受給することにより増額を考える方もいます。
年金の未加入期間や未払いがある方は、受給額の繰り下げを検討するとよいでしょう。
ただし、繰下げ受給が本当に得かは個人差があります。
ほかにも、老後に急な物価高で困らないためにも、長期で計画的に老後資金を準備することも大事ですので考えてみましょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構 年金用語集「た行 特定事業所」
- 日本年金機構「厚生年金の保険料」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 政府広報オンライン「年金の手続。国民年金の第3号被保険者のかたへ。」
- 日本年金機構「国民年金の第3号被保険者制度のご説明」
入慶田本 朝飛