トヨタの「燃料電池車」急加速が見えてきた 豊田合成、フジキン、田中貴金属が揃い踏みで支援体制 2018.10.12 06:00 公開 執筆者泉谷 渉 「100年先を考えた場合の究極のエコカーは燃料電池車」と考えるトヨタの作戦が、ここに来てはっきり見え始めた。豊田合成は三重県いなべ市に燃料電池向けのタンクを作る大型の新工場建設を決定、フジキンもまた大阪工場に車載燃料電池用バルブの新ラインを設置、田中貴金属は燃料電池用触媒の生産ラインを7倍にする計画を打ち出し、部材向け各社の支援体制も急ピッチで進んできたのだ。 記事の続きを読む 関連記事 急躍進の中国CATL、車載用リチウムイオン電池で世界トップを走る 電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)といった環境対応車の普及を背景に、需要が急拡大する車載用リチウムイオン電池(LiB)。日韓中が激しくせめぎ合うコスト競争の様相を呈している同市場において、飛躍的にプレゼンスを高めているのがCATL(Contemporary AmperexTechnology Co., Limited:寧徳時代新能源科技、中国福建省寧徳市)だ。以前は品質に疑問符がついていた中国メーカー製品だったが、一部ではすでに日韓と肩を並べており、また今後はこれらを追い抜く勢いにある。その中でも抜きん出た存在がCATLだ。同社の動きを追ってみた。 完全自動運転へのキーデバイス「LiDAR」。小型・低価格で開発競争激化 昨今の自動車業界では、高級車から大衆車に至るまで、幅広いクラスの車種に運転支援システムの搭載が進んでいる。自動ブレーキや衝突警報、車線維持支援、追従走行などの機能実現によりクルマの安全性が飛躍的に向上し、2020~21年ごろには、高速道路限定ではあるが、いよいよ自動運転のレベル3(条件付き自動運転)の導入が進むと見られ、クルマを取り巻く環境は大きな転換期を迎えつつある。 車載電池事業に賭けるパナソニック~リスク乗り越え躍進なるか パナソニックで車載機器やデバイス、電池を手がけるオートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社は、6月中旬にメディア向けの事業方針説明会を開催した。AIS社は2021年度に売上高2兆5000億円を目指す方針を掲げているが、このうち車載電池を中心としたエナジー事業の売り上げを17年度比で約2.5倍の約1兆4000億円に拡大させる。 中韓勢からシェア奪還、ニッポンは全固体LiBに期待をかける! トヨタ・日産・ホンダ・パナソニックらの技術力集結 米中貿易戦争が半導体・電子部品に及ぼす負のインパクト 半導体製造に燃える中国企業に冷や水、「補助金2000億元」にも影響 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL