2. 気になる正体は「スッポンモドキ」というカメだった

スッポンモドキというカメ

スッポンモドキというカメ

出所:@umigame_kouen

投稿者の道の駅ウミガメ公園さんは、ポストに続く形で話題になったカメについて解説しました。

「こちらはスッポンモドキ(別名ブタバナガメ)というカメで、一般的な亀と異なり、甲羅が鱗板ではなく皮膚で覆われているため、このようなツヤツヤの見た目をしています。最も近縁なグループはスッポン科ですが、スッポンとは少し分類の異なるカメです」とのこと。

なお、現存するスッポンモドキ科はこの種のみなのだとか。「カメ目には、このような1科1属1種のモノタイプと呼ばれる種がちらほらいます」とも明かしています。

3. 定期的な「甲羅干し」でツヤを保っている

道の駅ウミガメ公園さんに、甲羅をツヤツヤにするために気をつけていることを聞くと「甲羅のツヤは定期的に甲羅干しをすることで保っています」と答えてくれました。

「本来スッポンモドキは、陸に上がって甲羅干しをする生き物ではありませんが、こうして定期的に乾燥させることで、肌荒れ防止につながるので、ウミガメ公園では時々甲羅干しをしています」と詳しく説明しました。

気になる甲羅の感触については「骨板の上が皮膚で覆われているので、少し柔らかいです」と教えてくれました。

4. 「紀宝町ウミガメ公園」は、ウミガメ保護施設が併設された道の駅

ここからは、写真の撮影地である「紀宝町ウミガメ公園」について紹介します。

三重県南牟婁郡紀宝町にある「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」は、全国唯一のウミガメ保護施設が併設された道の駅で、ウミガメ保護・啓発活動の拠点です。

ウミガメ公園の施設入場料は無料。施設内にある「ウミガメ水族館」では、プールで泳ぐウミガメを見たり、おみやげショッピングを楽しんだりできます。

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「艶々な甲羅を持つ珍しい亀」を紹介しました。

投稿主の「@umigame_kouen」さんは、今回ご紹介した写真のほかにも、Xでウミガメ公園のかわいいカメ達の様子を多数投稿されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

参考資料

小野田 裕太