2.3 扶助の種類と内容

生活保護として支給される保護費は生活扶助だけではありません。生活を営む上で必要な各種費用に対応して以下の8つの扶助があり、必要に応じて支給されます。

保護の種類と内容

保護の種類と内容

出所:厚生労働省「生活保護制度」をもとに筆者作成

保護の種類と内容

  • 生活扶助(日常生活に必要な費用)・・・基準額は、(1)食費等の個人的費用、(2)光熱水費等の世帯共通費用を合算して算出。特定の世帯には加算あり(母子加算等)
  • 住宅扶助(アパート等の家賃)・・・定められた範囲内で実費を支給
  • 教育扶助(義務教育を受けるために必要な学用品費)・・・定められた基準額を支給
  • 医療扶助(医療サービスの費用)・・・費用は直接医療機関へ支払(本人負担なし)
  • 介護扶助(介護サービスの費用)・・・費用は直接介護事業者へ支払(本人負担なし)
  • 出産扶助(出産費用)・・・定められた範囲内で実費を支給
  • 生業扶助(就労に必要な技能の修得等にかかる費用)・・・定められた範囲内で実費を支給
  • 葬祭扶助(葬祭費用)・・・定められた範囲内で実費を支給