2. 4つの県の「駅数」を比較すると…
国土交通省が公表している「令和5年度末 鉄軌道駅における駅の段差解消への対応状況について(都道府県別)」によると、日本で二番目に「駅数が少ない」都道府県は、山梨県です。気になる駅数は、73となっています。
山梨県ではJR線3路線と私鉄線1路線が運行していますが、運行本数が少ないエリアもあり、マイカーでの移動が主流です。
日本で一番駅数が少ないのは沖縄県で、駅数は19。2003年に開業した沖縄都市モノレール「ゆいレール」が現在沖縄県で運行する唯一の電車です。
沖縄県、山梨県に次いで駅数が少ないのは、アンケートで約4割の人が選択した鳥取県の74。次いで、石川県、徳島県、宮崎県が駅数76で同率でした。
ちなみに、日本で一番駅数が多いのは東京都の759。東京都と山梨県では駅の数に約10倍の差があります。
3. 山梨県の県内総生産は名目3兆7029億円
ここからは日本で二番目に「駅数が少ない」山梨県について紹介します。
日本列島のほぼ中央に位置する山梨県は、東京都、神奈川県、静岡県、長野県、埼玉県に隣接する海のない内陸県です。
県は13の市、8つの町、6つの村で構成されており、面積は4465.27平方キロメートル。人口TOP3の市は以下の通りです。
- 甲府市 18万4827人
- 甲斐市 7万6514人
- 南アルプス市 7万1660人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目3兆7029億円。一人当たり県民所得は324万3000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で二番目に「駅数が少ない」都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2025年3月17日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土交通省「令和5年度末 鉄軌道駅における駅の段差解消への対応状況について(都道府県別)」
- 山梨県「本県の公共交通の現状」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 山梨県「令和3年度県民経済計算年報」
小野田 裕太