2.1 2025年度に健康保険料が「値上げ」となる都道府県は?
まずは、前年度と比較して健康保険料率が上昇する都道府県を確認していきましょう。
全国健康保険協会「令和7年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます」によると2025年3月(4月納付分)から、以下の地域で保険料が引き上げられます。
- 北海道
- 青森県
- 宮城県
- 秋田県
- 福島県
- 茨城県
- 栃木県
- 千葉県
- 新潟県
- 富山県
- 長野県
- 岐阜県
- 愛知県
- 三重県
- 滋賀県
- 和歌山県
- 鳥取県
- 島根県
- 岡山県
- 広島県
- 山口県
- 徳島県
- 愛媛県
- 高知県
- 佐賀県
- 長崎県
- 宮崎県
- 鹿児島県
前年度と比べて、全国で最も変動が大きいのは青森県と佐賀県です。
両県とも0.36%の増加が予想されており、青森県は9.49%から9.85%に、佐賀県は10.42%から10.78%に引き上げられる予定です。
一方で、保険料が引き下げられる都道府県もあります。
2.2 2025年度に健康保険料が「値下げ」となる都道府県は?
続いて、全国健康保険協会の同資料によると、2025年3月(4月納付分)から、保険料が下がる都道府県は以下のとおりです。
- 岩手県
- 山形県
- 群馬県
- 埼玉県
- 東京都
- 神奈川県
- 石川県
- 福井県
- 山梨県
- 静岡県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 奈良県
- 香川県
- 福岡県
- 熊本県
- 沖縄県
全国で最も料率が低下したのは奈良県で、0.2%の減少が見込まれ、前年度の10.22%から10.02%に変更されます。
次に、熊本県が0.18%、福井県が0.13%の減少となります。
これらの地域に住んでいる方は、保険料率の引き下げにより、実際に負担する保険料額が減少することが予想されます。
なお、改定は3月から行われますが、実際に反映されるのは4月納付分からとなるため、留意しておきましょう。