高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして今年度LIMOメルマガ会員に実施させていただいた、奨学金アンケート結果をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年3月に申し込み締め切りの給付型の奨学金」2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが7日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【3月31日締め切りの奨学金】公益財団法人安田奨学財団「公益財団法人安田奨学財団 2025年度 日本人学生一般枠」
「日本人学生一般枠」の奨学金は、経済的困窮により学業の継続が困難な学業優秀かつ豊かで多様な人間性を持つ日本の大学に在籍する日本人学生を支援する事業です。
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公益財団法人安田奨学財団は、複数の奨学金事業を運営しています。
この「公益財団法人安田奨学財団日本人学生一般枠」の奨学金は、経済的困窮により、学業の継続が困難な学業優秀かつ豊かで多様な人間性を持つ日本の大学に在籍する日本人学生を支援する事業です。
なお、理事長の安田隆夫氏は、主催する株式会社ドン・キホーテの創業25周年を記念して本財団を設立しています。
1.1 【3月31日締め切りの奨学金】公益財団法人安田奨学財団「公益財団法人安田奨学財団 2025年度 日本人学生一般枠」
【対象の課程】大学 ※日本人(日本に永住する)新大学2年生
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】ー
【申込み期間】2025年2月17日~2025年3月31日まで
【支給人数】30人※応募者が300名に達し次第応募を締め切ります。
【支給金額/人】360万円(月額10万円・年額120万円)
【支給期間】2025年4月~2028年3月
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】可能(※)
※大学からの修学支援における授業料等減免 可
※大学からの修学支援における給付型奨学金 不可
【他の給付型との併用】可能(独立行政法人日本学生支援機構の奨学金のみ可能)
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
(1) 2025年度に新2年生に進級する人
(2) 日本国籍を有する人
(3) 外国籍であって、下記のいずれかに該当する人※採用決定後、在留資格及び在留期間の記載がある「住民票の写し」または在留カードのコピーの提出が必要となります。
- 法定特別永住者(平和条約国籍離脱者(1945年9月2日以前から日本国籍で日本列島在留者)と、その直系卑属の中で日本国内出生後も継続在留する者に与えられた資格を持つ者)
- 在留資格(「永住者」、「日本人の配偶者等」または「永住者の配偶者等」である人)
- 在留資格が「定住者」であって、将来永住する意思がある人
【募集団体】公益財団法人安田奨学財団
【奨学金概要】公益財団法人安田奨学財団 日本人学生一般枠 ※ガクシーの応募詳細画面への案内あり
2. 【返済不要・3月28日締め切りの奨学金】公益財団法人森下仁丹奨学会「奨学生(2025年度)」
公益財団法人森下仁丹奨学会の奨学金志望学生は、電話連絡する前に必ず、所属大学又は所属大学院の奨学金窓口に当会奨学金を申し込む旨を相談する必要があります。2/5
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この公益財団法人森下仁丹奨学会の奨学金を志望する学生は、電話連絡する前に必ず、所属大学又は所属大学院の奨学金窓口に当会奨学金を申し込む旨を相談する必要がありますのでご注意ください。
2.1 【返済不要・3月28日締め切りの奨学金】公益財団法人森下仁丹奨学会「奨学生(2025年度)」
【対象の課程】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】ー
【申込み期間】令和7年1月6日(月)~3月28日(金)※電話申し込み
【支給人数】30名程度
【支給金額/人】138万円
月額3万円(年間36万円 但し初年度30万円(6-3月10ケ月支給)
【支給期間】2025年6月より最短修業年限(毎年度末に継続可否の審査を行う。) 尚、長期履修制度での修業年限の延長は不可
【成績制限】あり
【所得制限】あり
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】以下のいずれの各項にも該当する者。志操堅実、学力優秀でありながら、経済的理由により学業の継続が困難な日本国内の大学 生又は大学院生(ただし留学生は除く)※各種専門学校、短期大学、大学校は除く
(1)家計基準・日本学生支援機構第1種に準ずる。大学院生についても日本学生支援機構の学部生と同等の家計基準を適用する。※日本学生支援機構等返還を要する貸与型奨学金を除き、他の給付型奨学金との併用不可。但し、授業料の減免又は免除については併用可。
(2)人物基準・就学の意志が固く、責任感が強く、学生生活全般を通じて態度、行動に良識があり、且つ修業後、社会に有用な人材と為り得る者。・年齢の制限はなし
(3)健康基準・大学の保健センター、または医師が発行した健康診断書により、就学に支障がないと認められる者。
(4)学力基準・以下の基準をクリアすること【学部学生】1年生:高校3年間評定値:4.0以上、2年生以上:前年までに標準修得単位を修得済であり、且つ前年度までの通算GPA値が2.8以上【大学院生】1年生:前年までに標準修得単位を修得済であり、且つ前年度までの通算GPA値が2.8以上、2年生以上:同上
【募集団体】公益財団法人森下仁丹奨学会
【奨学金概要】奨学生募集要項
いかがでしたでしょうか。
締切が2025年3月28日・31日と、間近に迫っている「もらえる」給付型奨学金2事業をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金アンケート】奨学金のイメージ「借金」を選んだ人は66%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。まずは「奨学金のイメージ」について伺った結果です。
3.1 「奨学金」に対するイメージは?
- 借金:66.1%(158人)
- 制度が煩雑:19.7%(47人)
- 利用するための条件が厳しそう:33.9%(81人)
- 奨学金を利用することで、家計の負担を軽減できる:42.3%(101人)
- 奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる:38.9%(93人)
- そもそもよくわからない:7.5%(18人)
※アンケート回答数:239件
最も多いのは「借金(158名)」で、全体の約66%を占めました。
現在では返済不要の「給付型奨学金」なども徐々に増えつつありますが、まだまだ「学校に行くために借りるお金」というイメージを持つ人がまだまだ多いことが伺えます。
また、「奨学金の返済に苦労している人が多い」といったメディアなどの影響も、ネガティブな印象につながっていると考えられます。
一方で「奨学金を借りることで、家計の負担を軽減できる(101人)」「奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる(93人)」と答えた人も全体の4割前後と多くいました。
学生自身も、また保護者も、経済的な理由で高等教育を諦めることがないように設けられている制度という認識をしている人は一定数いることがわかります。
4. 「奨学金」の利用を検討したことがある人は44.7%、実際に利用したのは全体の36%
次に「奨学金の利用を検討したことがあるかどうか」について聞いてみました。
4.1 「奨学金」の利用を検討したことはありますか?
- 検討したことがある:44.8%(107人)
- 検討したことがない:55.2%(132人)
※アンケート回答数:239件
「奨学金」の利用を検討したことがない人の割合が、検討したことがある人の割合をやや上回りましたが、大きな差はないことがわかります。
奨学金が、高等教育を受けるにあたって、学費の捻出方法として身近なものとして考えられていることが伺えました。
では、「奨学金」の利用を検討した人のうち、実際に利用するまでに至った人はどのくらいいるのでしょうか?
4.2 (奨学金の利用を検討した人のうち)実際に「奨学金」を利用しましたか?
- 実際に奨学金を利用した:81.3%(87人)
- 実際は奨学金を利用なかった:18.7%(20人)
※アンケート回答数:107件
「奨学金」の利用を検討している人に、実際に奨学金を利用したかを聞いてみると、約8割の人が実際に奨学金を利用していることがわかりました。
アンケートに回答してくださった方全員に対する割合で考えると、全体の36%の人が「実際に奨学金を利用している」ということになります。
また「奨学金」の利用については、学業成績や家庭の経済状況など、受給資格に条件が設けられている場合も多いです。
「奨学金」は、希望した人全員が必ず受給できるものではないということも、利用を検討していた人が、実際に利用しなかった理由として考えられるでしょう。
まだまだ「借金」という負のイメージが強い奨学金ですが、経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討していきたいですね。


