3. 【低所得世帯向け】冬の緊急支援給付金(愛知県名古屋市)

愛知県名古屋市でも、物価高で家計が圧迫されている世帯に対して、給付金を支給しています。「冬の緊急支援給付金」として、住民税非課税世帯を対象に給付金を支払います。支給額は、1世帯あたり3万円です。

「冬の緊急支援給付金」が対象の世帯で、18歳以下の児童がいる場合、子ども1人あたり2万円がさらに加算されて支給されます。

名古屋市「冬の緊急支援給付金」

名古屋市「冬の緊急支援給付金」

出所:名古屋市「冬の緊急支援給付金

給付金を受け取るには、申請書に必要事項を記入して、郵送する必要があります。

「支給のお知らせ」が届いた世帯は、公金受け取り口座に給付金が自動的に振り込まれます。申請が必要な世帯は、2025年4月30日までに書類を提出する必要があります。

忘れないように申請しましょう。

4. 自治体が独自で行う助成制度なども活用しよう

本記事では、政府が決定した物価高対策である住民税非課税世帯への3万円給付金について2つの自治体を例に、支給要件や支給スケジュールを確認しました。

物価上昇が続く中、現金給付も複数回にわたり行われていますが、自治体が独自で行う給付金や補助金、助成金などもさまざまあります。

例えば、東京都羽村市では、上下水道の料金を助成する制度を実施しています。

最小口径(13mm)1水栓分の基本料金を助成します。対象となる世帯は、以下の通りです。

・身体障害者手帳1・2級または愛の手帳1・2度が交付された人がいる世帯
・世帯を構成する全員が住民税非課税
・生活保護を受けていない世帯
・納期が到来している上・下水道使用料の支払いが済んでいること

手続きには、以下の3種類が必要です。

・身体障害者手帳または愛の手帳
・最新の水道・下水道使用料金領収書
・金融機関の口座番号

助成金は、4ヵ月ごとに指定された口座に振り込まれます。支給月は7月、11月、3月です。

このほか、シニアを対象とした補聴器やスマホなどの購入費補助、ペットの去勢手術費用の補助、防犯対策グッズの購入費補助など、ユニークな優遇制度がたくさんあります。

お住まいの自治体に活用できるものがないか、確認してみると良いでしょう。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

参考資料

川辺 拓也