4. まとめにかえて
本記事では、50歳から「毎月5万円の積立投資」をした場合、15年後の65歳のときにいくらの資産が築けるのか、金融庁のつみたてシミュレーターを用いてシミュレーションした結果を見ていきました。
新NISA制度を活用することで、通常であれば運用益に対し20.315%の税金がかかるところを「非課税になる」メリットが得られます。
そのため、新NISAを活用しない場合と比べ、非課税となるぶん受取額が増えることが期待できます。
金融庁のつみたてシミュレーターによると、年率3%で15年間「毎月5万円の積立投資」を行うと、1134万9000円の資産が築ける可能性があることがわかりました。
将来に向けて資金を準備していきたいと考えている方は、家計の状態をよく確認したうえで、新NISAを活用した資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。
5. ご参考】年金に関する疑問や不安を解消!よくある質問を解説
「年金って難しそう…」と感じている人は、多いのではないでしょうか。でも、基本のポイントを押さえると、意外とシンプルなのです。ここでは、年金についてよくある疑問について、わかりやすくお答えしていきます。
5.1 年金の仕組みってどうなってるの?
まず、日本の公的年金は「2階建て」構造です。下の階が「国民年金」、その上に「厚生年金」があるイメージです。
国民年金
国民年金は、20歳から60歳未満の全員が加入対象。特に自営業やフリーランスの方がメインです。
毎月決まった金額を支払います。いわば、年金の基礎部分です。
厚生年金
厚生年金は、会社員や公務員の方が加入対象です。こちらは収入に応じて保険料が変わるので、もらえる年金額も収入の影響が大きくなってきます。
そのため、個人差が出やすくなっています。