総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)1月分(2025年2月21日公表)」によると、消費者物価指数の総合指数は前年同月と比べ「4.0%の上昇」となっているため、家計に負担が生じているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」によれば、物価高が続くこのご時世でも、日本の富裕層は増加しています。
株式や投資信託などの資産価値の上昇が、富裕層が増加した要因の1つとされています。
本記事では、資産運用で50歳から「毎月30万円の不労所得」を目指すにはどのような方法があるのか、元証券会社の富裕層担当 資産運用アドバイザーであった筆者が《FIRE》についてわかりやすく解説していきます。
「資産運用の検討」や「FIREを目指す」際に、ぜひお役立てください。
1. 「FIREにいくらの不労所得」が必要?
たとえば、みなさんは「月に30万円の不労所得」があったらどうでしょうか。
不労所得とは、自らが仕事をしなくても得られる収入のことを言います。
仕事をしなくても不労所得が毎月30万円自分に入ってくればどのような生活ができるでしょうか。
お金や資産形成に興味のある方の中には、「FIRE(ファイヤー)」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか。
FIREとは英語で「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語に直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味です。つまり不労所得だけで生活をしていくことをFIREといいます。