2. 一時3万6000円も割り込んだ後、回復

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。2月下旬に200日移動平均線を割り込み、調整局面になっています。じりじりと安値を切り下げているような状況です。

先週11日には一時、3万6000円を割り込み、3万5987円まで下落しました。そのままの勢いで下落が続くと、昨年9月9日の安値(3万5247円)付近まで下がってしまうことも考えられました。しかし、その後は下ヒゲを付けて反発すると、終値ベースで3万6000円台を回復、さらに週末には3万7000円台も回復しました。

今後の展開はどうなるでしょうか。足元では反発したものの、まだ積極的に買いに行ける展開ではありません。個別銘柄を物色するか、主要な移動平均線が3万8000円付近に収れんしていますので、そのあたりの挽回を確認してからの出動がいいでしょう。

まだ積極的に買いに行ける展開ではなく、要な移動平均線が3万8000円を挽回してからの出動がいいでしょう。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃