4. まとめにかえて
本記事では、50歳から65歳まで「毎月5万円」積立投資を行った場合、老後資金をいくらくらい準備できるのか、金融庁のつみたてシミュレーターをもとに、運用利回り別でシミュレーションした結果をご紹介しました。
資産運用で得た利益を再投資して得られる「複利の効果」により、資産を増やせる可能性が期待できます。
また、通常であれば資産運用で得た利益に20.315%の税金がかかりますが、新NISAの活用により非課税となるメリットが得られます。
ただし、資産運用は利益が期待できる一方で、価格変動リスクが伴います。
新NISAを活用した資産運用を検討される場合は、金融商品ごとに異なる特徴をよく理解しておくことが大切です。
ご自身やご家族が働いて収入を得るだけでなく、将来に向けてお金に働いてもらい収入を増やすことも検討してみてはいかがでしょうか。
5. ご参考】年金に関する疑問や不安を解消!よくある質問を解説
「年金って難しそう…」と感じている人は、多いのではないでしょうか。でも、基本のポイントを押さえると、意外とシンプルなのです。ここでは、年金についてよくある疑問について、わかりやすくお答えしていきます。
5.1 年金の仕組みってどうなってるの?
まず、日本の公的年金は「2階建て」構造です。下の階が「国民年金」、その上に「厚生年金」があるイメージです。
国民年金
国民年金は、20歳から60歳未満の全員が加入対象。特に自営業やフリーランスの方がメインです。
毎月決まった金額を支払います。いわば、年金の基礎部分です。
厚生年金
厚生年金は、会社員や公務員の方が加入対象です。こちらは収入に応じて保険料が変わるので、もらえる年金額も収入の影響が大きくなってきます。
そのため、個人差が出やすくなっています。