高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして】LIMOメルマガ会員に実施した「奨学金」アンケート結果もご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年3月・4月締め切りの給付型の奨学金」2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが7日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・4月15日締め切りの奨学金】公益財団法人T.O環境財団「2025年度T.O環境財団奨学金」
公益財団法人T.O環境財団は「夢・未来」をスローガンに、広い視野を持って未来を切り開き、世界に貢献できる人材の育成を目指し、オオノ開發(株)前代表取締役である大野剛嗣氏(故人)により、2019年に設立された財団です。
1.1 【返済不要・4月15日締め切りの奨学金】公益財団法人T.O環境財団「2025年度T.O環境財団奨学金」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】ー
【申込み期間】入学後(2025年2月1日~2025年4月15日)
【支給人数】30人
【支給金額/人】120万円 月額50,000円(年額60万円)
【支給期間】2025年4月から2026年3月末までの1年分
※次年度以降は、当財団の審査を経て、原則として在学する学校の最短修業年限の終期まで延長
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】可能
【他の給付型との併用】可能
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】大学3年生、4年生
【資格・条件】
- 地球環境保全、廃棄物リサイクル等に関連する教育過程を選択している学生であること
- 学業が優れ、品行が正しく、かつ、健康である者・日本国籍を有している者・親権者(または未成年後見人等)の同意を得ている者
- 本人及び生計を一にする家族が、暴力団、暴力団関係企業、総会屋もしくはこれらに準ずる者またはその構成員ではないこと。
- 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、愛媛県、高知県、香川県、徳島県及び福岡県にある大学に通学していること。
【募集団体】公益財団法人T.O環境財団
【奨学金概要】 公益財団法人T.O環境財団 奨学生募集
2. 【返済不要・3月25日締め切りの奨学金】公益財団法人服部国際奨学財団「2025年春季服部奨学生(2025年度)」
服部奨学金は、経済的理由により学費の支弁が困難でありながら、明確な目標の実現と社会課題の解決に向けて学修・研究に取り組む学生を対象とした給付奨学金です。2/5
Milatas/istockphoto.com
服部奨学金は、経済的理由により学費の支弁が困難でありながら、明確な目標の実現と社会課題の解決に向けて学修・研究に取り組む学生を対象とした、月額10万円(2025年4月より月額12万円に変更)の給付奨学金です。
2.1 【返済不要・3月25日締め切りの奨学金】公益財団法人服部国際奨学財団「2025年春季服部奨学生(2025年度)」
【対象】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型奨学金
【申込み期間】2025年2月10日(月)~3月25日(火)
【支給人数】50名
【支給金額/人】240万円(月額10万円)
【支給期間】採用した年の4月から最短修業年月まで
【成績制限】ー
【所得制限】ー
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】2025年4月時点で、下記の条件を満たすこと。
(1) 以下の指定大学に正規生として在籍し、所属大学又はその関連施設に通学する者愛知教育大学、愛知県立大学、大阪大学、お茶の水女子大学、岐阜大学、京都大学、神戸大学、静岡大学、東京大学、東京外国語大学、東京科学大学、豊橋技術科学大学、名古屋大学、名古屋工業大学、 名古屋市立大学、奈良女子大学、一橋大学、三重大学、横浜国立大学(五十音順)
(2) 2025年4月1日時点で、以下の年齢要件を満たす者<学部生>四年制大学:24歳以下、六年制大学:26歳以下<大学院生>修士課程(博士前期課程/専門職学位課程/五年一貫型博士課程 1~2年):30歳以下博士課程(博士後期課程/五年一貫型博士課程 3~5年):35歳以下
(3) 経済的理由により修学が困難であり、奨学金による支援を必要とする者
(4) 服部国際奨学財団の開催する全ての公式行事及び各種研修行事に積極的に参加し、服部奨学生との交流から知見を広げることを望む者
(5) 心身ともに健康で、向上心に富み、学業、人物ともに優秀であり、服部国際奨学財団が行う公益事業に参加し、その広報活動に協力する者
(6) 他の給付奨学金の受給額が、月額10万円を超えない者
【募集団体】公益財団法人服部国際奨学財団
【奨学金概要】2025年春季服部奨学金
いかがでしたでしょうか。
2025年3月締め切りと締め切り間近の奨学金もありますので、ご興味がおありの方は、お早めに申込をされることをおすすめいたします。
また、本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金アンケート】奨学金のイメージ「借金」を選んだ人は66%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。まずは「奨学金のイメージ」について伺った結果です。
3.1 「奨学金」に対するイメージは?
- 借金:66.1%(158人)
- 制度が煩雑:19.7%(47人)
- 利用するための条件が厳しそう:33.9%(81人)
- 奨学金を利用することで、家計の負担を軽減できる:42.3%(101人)
- 奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる:38.9%(93人)
- そもそもよくわからない:7.5%(18人)
※アンケート回答数:239件
最も多いのは「借金(158名)」で、全体の約66%を占めました。
現在では返済不要の「給付型奨学金」なども徐々に増えつつありますが、まだまだ「学校に行くために借りるお金」というイメージを持つ人がまだまだ多いことが伺えます。
また、「奨学金の返済に苦労している人が多い」といったメディアなどの影響も、ネガティブな印象につながっていると考えられます。
一方で「奨学金を借りることで、家計の負担を軽減できる(101人)」「奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる(93人)」と答えた人も全体の4割前後と多くいました。
学生自身も、また保護者も、経済的な理由で高等教育を諦めることがないように設けられている制度という認識をしている人は一定数いることがわかります。
4. 「奨学金」の利用を検討したことがある人は44.7%、実際に利用したのは全体の36%
次に「奨学金の利用を検討したことがあるかどうか」について聞いてみました。
4.1 「奨学金」の利用を検討したことはありますか?
- 検討したことがある:44.8%(107人)
- 検討したことがない:55.2%(132人)
※アンケート回答数:239件
「奨学金」の利用を検討したことがない人の割合が、検討したことがある人の割合をやや上回りましたが、大きな差はないことがわかります。
奨学金が、高等教育を受けるにあたって、学費の捻出方法として身近なものとして考えられていることが伺えました。
では、「奨学金」の利用を検討した人のうち、実際に利用するまでに至った人はどのくらいいるのでしょうか?
4.2 (奨学金の利用を検討した人のうち)実際に「奨学金」を利用しましたか?
- 実際に奨学金を利用した:81.3%(87人)
- 実際は奨学金を利用なかった:18.7%(20人)
※アンケート回答数:107件
「奨学金」の利用を検討している人に、実際に奨学金を利用したかを聞いてみると、約8割の人が実際に奨学金を利用していることがわかりました。
アンケートに回答してくださった方全員に対する割合で考えると、全体の36%の人が「実際に奨学金を利用している」ということになります。
また「奨学金」の利用については、学業成績や家庭の経済状況など、受給資格に条件が設けられている場合も多いです。
「奨学金」は、希望した人全員が必ず受給できるものではないということも、利用を検討していた人が、実際に利用しなかった理由として考えられるでしょう。
まだまだ「借金」という負のイメージが強い奨学金ですが、経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討していきたいですね。



