2025年1月24日に厚生労働省は年金額の改定を公表しました。
今回の年金額改定により、前年度と比較して標準夫婦が受給できる金額が変わります。既に年金を受給している方のなかには、具体的にいくら受給額が異なるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、年金額が改定される仕組みを解説したうえで具体的な金額の目安について紹介していきます。また、年金を受給する際におさえておきたい注意点も触れるため、ぜひ参考にしてみてください。
1. 4月15日に標準夫婦が「約46万円」支給される理由は？
冒頭でお伝えした年金額の改定により、標準夫婦に約46万円の年金が支給されます。年金は物価変動率などに応じて毎年改定される仕組みを採用しており、2025年度は物価高騰の影響を受けたことで前年度よりも1.9%増額されました。
なお、標準夫婦で46万円ほど受給できるのは厚生年金受給者かつ、平均的な収入で40年間就業した方を想定しています。年金額の改定によって受給額が増えるケースであっても、受給している年金の種類や保険料を納付した状況で異なるため注意しましょう。
次章では、標準夫婦でいくら受給できるのか国民年金と厚生年金に分けて解説していきます。
