2. 心理的節目となる3万7000円も割り込む

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。2月下旬に200日移動平均線を割り込み、調整局面になっています。前週末には3万8000円を割っていました、その後何度か3万7000円を割るような動きもあったのでした、下ヒゲで踏みとどまっていました。しかし先週末にはそこも割ってしまい、終値ベースで3万7000円を下回ってしまいました。

今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形はよくありません。主要な移動平均線を下回ったことに加えて、これまでのチャネルの下限も割ってしまいました。現状は、昨年9月9日の安値(3万5247円)付近まで目立った節がないため、するすると下がってしまう可能性もあります。押し目買いのタイミングがあるとすれば、ここまでの下落を待つ必要があります。ここから好転するとすれば、まずは直近の心理的節目となる3万7000円を回復できるかどうかが大きなポイントになります。

現状は、昨年9月9日の安値(3万5247円)付近まで目立った節がないため、するすると下がってしまう可能性もあります。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃