2025年3月4日、総務省は「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)2月分(中旬速報値)」を公表。

これによると、2月の生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.2%上昇の108.5となりました。

物価が上がり始めて数年が経ち、物価上昇自体にはもう「慣れてきてしまった」と感じる方もいるのではないでしょうか。

この物価高で年収を増やしにくい老齢年金世代は、特に苦しい思いをしているのではないでしょうか。

そこで今回は、現在のシニア世代の年金受給額を資料をもとに確認していきます。

月額15万円以上の年金を受け取っている人はどれくらいいるのかについても詳しく見ていきます。

記事後半では年金の見込額が少ない人の対策についても考えていきましょう。

1. 日本の公的年金ってどんな仕組み?

日本の公的年金制度は、「国民年金」と「厚生年金」の2階建ての仕組みで成り立っています。

2階部分の厚生年金に加入している方は、1階部分の国民年金にも加入することになります。

参考として、2025年度の年金額について紹介します。