3. 「ゆとりある生活」に必要な金額の目安をチェック!老後の生活費はどれくらい必要?

老後に必要な貯蓄額は、月々の生活費に大きく影響されます。

総務省の「家計調査報告」によると、65歳以上の無職夫婦世帯の平均的な消費支出は月額約25万円です。

これはあくまで「最低限の生活」を維持するための金額であり、旅行や趣味、交際費を含む「豊かな生活」を望む場合や、税金や社会保険料などの非消費支出も加味すると、月額30〜35万円以上が必要となる家庭も多いでしょう。

早い段階で自身の年金受給額を確認し、不足分は貯蓄や資産運用で補うことが重要です。

老後の生活費がどれくらいかかるのかを見積もり、計画的に貯蓄を進めていくことが求められるでしょう。

4. まとめにかえて

早いもので、今年も気づけばもう4月を迎えようとしています。企業は新年度を迎え、入学や入園など新生活を迎える方も多いのではないかと思います。

ライフステージが変われば、出ていくお金も変わっていきます。家計の見直しや貯蓄を検討する時期としてはもってこいの時期だといえます。

少しでも早く新生活のお金の流れについて確認し、計画的に日々を過ごしていくようにしましょう。老後に向けた資産形成に近道はありません。

できるだけ長い時間をかけて、少しずつ着実に積み上げていくことが大切です。まずは、現状の整理とこれからの家計や貯蓄について改めて整理してみてくださいね。

参考資料

荻野 樹