2. チャネルの下限を割り込み、調整局面に
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。昨年10月ごろから上限は4万200円~4万400円付近、下限は3万7000円台後半のチャネルでもみ合う動きが続いていました。しかし、先週にはこのチャネルの下限を割り込み、下放れしてしまいました。一時、200日線で下値をサポートされる動きも見せましたが、これも割ってしまいました。
今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形はよくありません。主要な移動平均線を下回ったことに加えて、下値サポートとなっていた3万7000円台後半のラインも割ってしまいました。現状は、昨年9月9日の安値(3万5247円)付近まで目立った節がないため、するすると下がってしまう可能性もあります。
押し目買いのタイミングも難しいところです。今週はまずは、心理的節目となる3万7000円を維持できるかどうかがポイントになります。
主要な移動平均線を下回ったことに加えて、下値サポートとなっていた3万7000円台後半のラインも割ってしまいました。今週は心理的節目となる3万7000円を維持できるかどうかがポイントになります。

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参考資料
下原 一晃