5. 綿密な計画を立てるところからスタートしましょう。
本記事では、65歳以上シニア世帯の生活事情について確認してきました。本記事で紹介した生活水準とご自身の理想の老後生活を比較してみると将来のイメージが広がることでしょう。
もし、老後生活に不安を感じたということであれば、現役時代から対策を始めることが望ましいです。老後に向けて貯めるべき金額というのは、一人一人異なるため、ご自身で試算する必要があります。
目標となる金額が試算できれば、あとは手段の選択です。
先取り貯金で貯めていく方法もあれば、資産運用を活用して貯金より効率的に貯めていくといった方法もあります。
これらの手段にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットが存在するため、自分のリスク許容度も考えながら無理なく続けられる手段を選択していきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省「これまでの年金部会も踏まえてご議論いただきたい論点」
- 厚生労働省「国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通しー令和6(2024)年財政検証結果ー」
- 帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査-2025年3月」
奥野 友貴