仕事選びのとき、やりがいとともに給料や年間給料である年収はもっとも重要な要素のうちの一つでしょう。給料は会社によっても職位によっても異なるものですが、お金の話は仕事でも友人や知人に直接は聞きにくい内容でもあります。
シリーズでお伝えしている「職業別年収給与給料」では、厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」をもとに算出した職業別給料についてみていきます。今回は女性の航空機客室乗務員の給料についてです。
女性が労働市場の約半分近くの比率に
総務省によれば、日本の労働市場において2016年には女性比率が46%を占め、約半分に近づいています。2002年に女性比率が42%であったことを考えれば、女性比率が拡大していることが分かります。
今後も女性の労働市場での存在感は増し、その役割はこれまで以上に拡大していく可能性は高いと言えます。
ここでは女性の職業について注目し、厚生労働省による職業の定義、また企業規模別年間給与や年齢、勤続年数などを見ていきましょう。
航空機客室乗務員とはどのような仕事か
航空機客室乗務員とは、厚生労働省の「職業分類表」によれば、「乗物客室係」との定義の中で、「航空機・船舶において、乗客の案内、飲食物の給仕、緊急時の秩序維持・避難誘導などの仕事に従事するものをいう」とされています。