4.2 70歳代の二人以上世帯の貯蓄一覧をチェック
- 平均:1923万円
- 中央値:800万円
- 金融資産非保有:20.8%
- 100万円未満:5.4%
- 100~200万円未満:4.9%
- 200~300万円未満:3.4%
- 300~400万円未満:3.7%
- 400~500万円未満:2.3%
- 500~700万円未満:4.9%
- 700~1000万円未満:6.4%
- 1000~1500万円未満:10.2%
- 1500~2000万円未満:6.6%
- 2000~3000万円未満:8.9%
- 3000万円以上:19%
- 無回答:3.5%
平均的に見て貯蓄額の多い世帯や、資産が3000万円を超える世帯も一定数存在しますが、一方で、70歳代の単身世帯では27.0%、二人以上の世帯では20.8%が「金融資産なし」、つまり貯蓄をまったく保有していないという調査結果も出ています。
このことから、貯蓄にゆとりのある層がいる一方で、十分な資産を持たず、日々の生活に困難を抱えている世帯も少なくないことがうかがえます。
こうした状況において、年金や資産が限られている高齢者にとっては、給付金支援が生活を支えるうえで大きな助けとなるのは間違いありません。
ただし、このような支援は恒常的なものではなく、あくまでも一時的な措置である点には注意が必要です。
5. 【まとめ】非課税世帯の基準と老後の備え、今こそ見直しどき
本記事では、住民税非課税世帯の概要や条件について確認してきました。
シニア世代の貯蓄額の差は大きく、人によっては貯蓄ゼロの状態で月々の年金や給付金で生活している状況です。
今後も物価上昇が続いていくと仮定すると、給与所得があるうちにできる限り将来に向けた資金準備ができると安心ですね。
資産形成の手段は様々で、人によって向き不向きがありますので、「みんながやっているから。」ではなく、自分自身に合っているのか確認をしたうえでスタートしてみましょう。