4. 確定申告の期限

確定申告は、その年の収入について翌年の3月15日(土日の場合は翌月曜日)までに行う必要があります。本年であれば、2024年分の収入については、2025年3月17日が申告期限となります。

期限までに申告を行わない場合、もし納税額があれば延滞金などがプラスで掛かる可能性があるため、注意が必要です。

ただし、申告の結果が所得税の還付であった場合には、3月15日の期限を過ぎても問題がありません。還付申請は5年間はすることができるので、焦らず自分のタイミングで行いましょう。

ただし、申告をしてみないと納税か還付かわからない場合には、できる限り早めに申告準備を進めることをお勧めします。申告を始めると書類の準備や作成に思わず時間が掛かることもあるため、期限直前に始めずに余裕を持って申告の準備を進めましょう。

5. 確定申告の方法

確定申告の方法は、以下の3パターンがあります。

1. e-Tax(オンライン)での申告
e-taxというシステムを使用することで、自宅からインターネットで申告をすることが可能です。混雑を避けることができ、交通費や郵送代も掛からないため、一番手間やお金のかからない申請方法です。

2. 税務署での窓口申告
確定申告期間に窓口に行くと、確定申告の方法を補助してくれる人がいるため、不明点がある場合などに有用です。

ただし、混雑緩和のため、事前予約が必要な場合がありますので、窓口に行かれる際は最寄りの税務署の情報を確認しましょう。

3. 確定申告書の郵送による提出
書類を提出する場合には、申告期限までの消印が押されたものである必要があります。

税務署には行きたくないけれどインターネット環境がない場合などに活用することができます。

6. まとめにかえて

年金収入は、毎回の振込から所得税が徴収されていますが、あくまでもそれは概算の金額です。一定の条件に当てはまる場合には、年間の収入に対して確定申告を行い、納める所得税を決定させる必要があります。

仕組みを知らずに納税漏れとなり、追加の税金を支払わなくて済むように、自分の収入を確認して確定申告が必要であるかどうかを必ず確認するようにしましょう。

参考資料

斎藤 彩菜